シン・シティ
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2006/06/23
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- アーティスト: サントラ
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2005/09/22
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MOVIXさいたま 一人で(一回目)
MOVIXさいたま ひつじちゃんと(二回目)
犯罪以外は何もない“罪の街=シン・シティ”。
救いなどなかったはずのシティで、その夜、3人の男が絶滅したはずの愛と出会う。
屈強な肉体と醜い傷跡のせいで、誰もそばに近づこうとしない前科者マーヴ(ミッキー・ローク)。
過去を捨て、娼婦街の自警者となって夜をさまようドワイト(クライヴ・オーウェン)。
凶悪な幼女連続殺人犯を追って、引退の夜を迎えたシン・シティ最後の正義、ハーディガン刑事(ブルース・ウィリス)。
それぞれにワケありの過去を抱えながらシティの片隅に生きてきた男たちは、自分に愛を与えてくれた女のために、邪悪な悪の権力との命懸けの戦いに身を投じてゆく。
☆★☆★☆★☆★
アメコミが原作と聞くと[所詮アメコミでしょ]と軽く見てしまいがちなあたし(ごめんなさい)
でもこれは予告の時点で観たいと思った。
まず、監督がロバート・ロドリゲス兄貴。
名前で映画館に足を運ぶことが決定する監督の一人*1。
そして「すげーキャストだな」と思った。
美形そろえたわけではなく、「濃ゆい曲者」ばっか揃ってる。
更に、色づかいが面白そうだ。
全体的に黒い画面に、ねーちゃんのドレスや唇とかの赤が異様に映えて艶かしい。
さあ、ファーストデイだ、いくざんすー!!ってなわけで。
…アメコミ原作だからって、軽くみててごめんなさい。
謝ります。
めっちゃくちゃ面白かったです。
クライブ・オーウェンのとてつもないクールさ(さすがアーサー王、ただものではない)、
ベニチオ・デル・トロ&イライジャ・ウッド&ニック・スタール*4の【怪演】。
特にイライジャは「魔太郎」そっくしで、出てくるたびに笑える笑える。
「ウラミハラサデオクベキカ!!」とかやってほしいなあ。
彼はジャパニーズホラーの熱狂的ファンで、来日したときも「呪怨」とか「リング」のDVDを買いあさっていたらしい*5から
ジェシカ・アルバ嬢はひたすら妖艶。めっちゃくちゃ好きだな、この子。
デヴォン青木ねーさんは言葉で表現できないくらいかっちょいい。悪い奴らは二刀流でざっくり切り捨て。
「桃の天然水」のCMでも「ワイルド・スピード2」でも全然ぴんとこなかったけど、今回あたしはデヴォンねーさんに惚れましたさ。
他にもカーラ・グジーノ*6、ジョシュ・ハートネット(彼は絶対こういう陰のある役のほうがはまると思う)、ルドガー・ハウアー*7と脇を固める人たちが全てにおいて抜群に良い。
特にマイケル・マドセン*8は出番少ないのにおいしいったらありゃしない。
さくっと相棒裏切っておいて、「こんだけ時間たったんだから、もう昔のことはいいぢゃん」ってな小物なんだか大物なんだかわかんないリアクションが最高。
出てきた瞬間「うひー!!」っと思わず声が…周囲の人、ごめんなさい。
ばらばらな話がオムニバスのように進んでいくように見えて、いろんなエピソードがちょっとずつ交差してるという「パルプ・フィクション」のような方式、あたし大好きなんですわ。
特に最終章で、農場の中でブルリーが暴れてるのに全然我関せずで聖書読んでる魔太郎には大爆笑。
「ああ、自分に関係ないことだとほんと興味ないんだね、ボクちゃんったら」
ツボだったのは車にバシバシ撥ね飛ばされまくるマーヴ。
パンフにもあったけど「普通の人よりちょっと多めに飛ぶくらいの勢い」でばしばし飛びまくる。
「またかい!!」「まーだくるか!!」と爆笑しまくり。
たまりませんな、まったくもう。ロドリゲス兄貴ったらー。
全部が夜の話で、黒が基調の画面。
血の色も黒とか白とか…だからもしこれがカラーだったらたまったもんぢゃねーぜっていうような相当凄惨な場面も、さほどきっつくない*9。
とにかく終わってからあーでもないこーでもない、と延々細かいとこまで語れる非常に楽しい映画でした。
かなりバイオレンスな[大人の男の御伽噺]ってやつですか。
DVDは買いますな、決まり。評価はまっぷたつに分かれそうな映画ですが、あたし的には満足満足大満足。大当たり。
*1:あとはティム・バートン、クウェンティン・タランティーノ、コーエン兄弟…アラン・マック&アンドリュー・ラウ…あたしってかなりベタな映画好きですな
*2:[ハンニバル]のゲイリー・オールドマン級の特殊メイク。予め知らなかったら誰だかわかんなかったよな
*3:このはげおやぢに萌えるとは…長生きはするもんだ
*4:ターミネーター3のせい(彼のせいではない。ドラッグと酒のせいで降板したエドワード・ファーロングが全部悪い)で評価は低いが、ニックは非常に演技力のある物凄い役者です。「BULLY」の彼はとんでもなくすさまじかったもん
*5:友人が渋谷タワレコで目撃。[LOTR]のDVDにサインしてもらったらしい。余談ですが、彼は同じく渋谷タワレコでタランティーノとも遭遇経験あり。タラちゃんは自分の作品を「ベスト10」のコーナーにこっそり並べていたそうです…いかにもタラちゃんっぽいなあ
*6:「ザ・ワン」のジェット・リーのカミさん&「スパイキッズ」のかーちゃん
*7:「ブレードランナー」の哀しいレプリカントの姿はどこへ…。でも「ヒッチャー」の殺人鬼ジョン・ライダーを観てるから、どんだけ危ないやつをやってもさほど違和感ないよな
*8:「レザボア・ドッグス」のMR・ブルー以降、どんなにいい人をやっても「絶対こやつは悪い奴に違いない」と思えてしまうのだ。「スピーシーズ」でも、全部解決したあとに「じゃ、地球は俺がもらう」って言い出すかとわくわくしたもん。危ない奴やらせたら世界一。でも死ぬほど好き!!
*9:ホラー嫌いのひつじちゃんが大丈夫だったんだから、間違いなく世間一般でも大丈夫
ベルベット・レイン
試写会 九段会館 かどいちゃんと
銀座シネパトス ひつじちゃんと
香港黒社会の大ボスのホン(アンディ・ラウ)の暗殺計画が噂され、配下の三人のボス(エリック・ツァン その他二名)はお互いの腹をさぐり合っていた。
ホンの弟分のレフティ(ジャッキー・ チュン)が跡を継げば、多くの血が流されることは明らかだった。
その夜、ホンの妻が長男を出産する。病室を見舞うホンとレフティ。
レフティはホンに引退して家族と国外に出ることをすすめる。
一方、レストランで働くイック(ショーン・ユー)は相棒のターボ(エディソン・チャン)に誘われ、くじ引きで暗殺者を決める会場のディスコへと向かう。殺す相手の写真を見せられ、ナイフを渡されたイックは夜の町へと飛び出してい く…。
☆★☆★☆★☆★
内容はスカってますが、エディの美貌で充分すぎるくらい満足。
数年前の「澤田障害」(未だ続行中)のときのごとく、エディさえそこに存在していれば全部おっけーになってしまう状態ですので、まともな感想書ける可能性は皆無に等しいです。
エディかっこいい エディかっこいい エディ最高
ジャッキー・チュン可愛い。
ショーン・ユーかわいい。
エリック・ツァン抜群。
…って、こればっかですもん。
他にあげるとしても
「あ、ショーンの母ちゃんってハウ(インファナル・アフェア2)のねーちゃんだ」
「このチンピラさん、ラム(インファナル1のラスト、エレベーター内の【三人目】)だわ」
なんてキャストの「あの人がここに」で楽しめたってことくらいか。
あ、あったあった
イックのかーちゃんって警官なんだよね
【身内に犯罪者がいると警察には勤められない】ってのはあれ一般ではないのか?
だってヤン(トニー・レオン)はンガイ家の私生児だってことで警察学校退学になってるし
「香港国際警察」でもニコラス・ツェーはそれで警官になれなかったぢゃん。
まあ、いいか。
なにはともあれあたしは満足、非常に幸せ。うん、堪能しました。
ほんっとエディって犯罪的にかっこいいもんなー、うぷー(壊れた)
殴者
MOVIXさいたま
一人で
明治時代初期。雷一家のボス、ピストル愛次郎(陣内孝則)は、薬の闇取引と、強い男たちを闘わせる「殴り合い」のゲームを仕切っていた。
腹心の暗雷(玉木宏)は、幼い頃に愛次郎に父を殺されながら、愛次郎の影法師として働いている。
ある日暗雷は、対立している蟷螂一家(親分は篠井英介さま)が、画期的なイギリスの新薬を扱っていることを知り、薬を持ち込んだイギリスの商人、ヴィンセントに近づいた。
雷一家の横槍に怒った蟷螂一家に、暗雷は、販売権をかけた「殴り合い」の試合を持ちかける。
☆★☆★☆★☆★
今年100本目を飾ってくれたこの作品。
観る前は「チョイス間違ってたらどうしよう」と不安だったんですけどもね。
予告で篠井さんの姿を観て、【これだ!!】と決めてはいたんですけども。
…この映画にしてよかった。
あたしこういう映画大好き。
たった一日の話。
それに至るまでの過程が回想で描かれ、ラスト30分はそこからの出来事。
たった一日に凝縮され…ってのか、なんてのか、うまく説明できないんだけどほんとに面白い。
暗雷、それを慕う月音(水川あさみ)、二人にとっての仇である愛次郎、この三人の中心人物が織り成す心模様が一つの見所で、それから目を離せない。
彼らの心情は、わずかづつずれていて、それは内容においても、時間的にも。
特に暗雷と月音の二人は互いに慕い合っていながら、その心情がなかなか交わらない。
ついにそのときが来ても、「線」での一致を望む暗雷と、「点」での一致を望む暗雷とでは食い違ってしまう。
あくまで他人同士である人間の微妙な心情の食い違いを見事に表現していて、まさに見事としか言いようがないです。
玉木くんって今までいいと思ったことなかったんだけど、この映画の彼はかっこよかったよな。
そして水川あさみは凄かった(ここから、あたしの日記からまんまコピペしてます)。
よく[死ぬんならこの瞬間がいい]とか[今なら背中刺されても笑って死ねる]と思うことがあるし、口に出しても言う。
友達にもこの類の言葉を使う人は多い。
でも、幸福の絶頂にあるその瞬間、自ら命を絶って、[永遠にこの瞬間を閉じ込める]なんて潔さを発揮できるクソ度胸を持った人間が実際にいるんだろうか
[殴者]ではそれをやってのけた人物がいる
長い長い、ほんとに長い間待っていた相手が、やっと自分が夢見ていた行動に出てくれた
通常なら[苦労するかもしれないけど二人でやっていこう。幸せになろう]ってとこだ。
でもその人は相手を殺し自分も死ぬことで絶頂を永遠に閉じ込めることを選んだ。
わかんなくはない。
でも自分が出来るかったらできません。
澤田謙也小隊長と一晩過ごして翌朝死ぬって[希望]は未だ健在(昨年あたりからエディソン・チャンもエントリーされましたが)。
でも翌朝なんである、あたしの場合。
幸福の絶頂の余韻で…なんだから潔くない。
願望として[命と引き換えにしても叶えたい]という強さが足りないだけかもしれない。
なんだかわけわかんなくなってきましたが、最近心にひっかかってしょうがないの、この場面が。
だからもっかい観てこようと思います
今年一番好き、でもなく今年一番感動したでもない
でも今年一番心にひっかかったのはこの[殴者]かな
【追記】
すっかり書くの忘れてた。これ書かないでどうするよって。
桜庭和志、高山善廣、ヴァンダレイ・シウバ、ドン・フライなんていう本物の格闘家たちが土俵の上で熱い殴り合いの勝負を見せてくれてます。最高です
桜庭はやっぱお面つけてくれるんだもの。椅子から落ちそうになるくらい笑ったわ、あたし。
その格闘軍団に混ざっていささかも引けをとらない虎牙光輝はやっぱり凄いなり。
がんばれ!ベアーズ/ニュー・シーズン
がんばれ! ベアーズ トリプルプレイ パック (初回限定生産) [DVD]
- 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
- 発売日: 2005/09/22
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MOVIXさいたま
一人で
弱小少年野球チームのベアーズに新任コーチとして雇われたバターメイカー(ビリー・ボブ・ソーントン)は元メジャーリーガー。
とは言っても、今では酒好き女好きのしがない害虫駆除稼業。
金目当てに引き受けたに過ぎなかったが、初戦にコールド負けを喫し、ますます惨めになってゆく子どもたちの姿に、さすがの酔いどれ男も奮起する。
幼い頃から仕込んで速球投手に育てた実の娘アマンダと、名うての不良ながら野球の腕は抜群のケリーを新メンバーに迎え、新生ベアーズの快進撃が始まる。
☆★☆★☆★☆★
(とりあえず記録だけしておきます。いずれちゃんと感想書く予定)
リメイクってものには常々反対ですけど、ここまでやってくれたら満足ですね。
オリジナルへの愛やリスペクトもちゃんと伝わってきて、観終わったあとにほんと幸せな気分。
ビリー・ボブ・ソーントンは今や「世界一の不良中年」になってしまったなあ。
マーシャ・ゲイ・ハーデンさまが陥落してしまうというのも、
ソーントンがかつてアンジェリーナ・ジョリーさまを陥落させたという【実績】があるから頷ける(離婚しちゃったけどね)ってもんです。
子供たちがまた魅力的でたまりません。
エンゲルバーグはやっぱりあのまんまで嬉しくなってくるし、ルパスなんてそっくりだもんな。
タナーは昔のほうがハンサムだったけど、それでもたまんなく可愛い。
残念なのがデータ少年オグルビーくん。最近は天才といえばインド系になってきてるから、そのあたりは時代の流れってやつかしらねえ。
でも、ほんと楽しかったし、嬉しかった。
満足です。堪能しました。幸せです。
というわけで、かつてベアーズが大好きだった人はぜひ観ていただきたい。
そしてベアーズを観なかった人にも、ね。
とりあえずこの作品公開を記念してDVDがやっと発売されたので、買いましたわ、うほほ♪
うん、おすすめ。間違いなく。
蝉しぐれ
- 作者: 藤沢周平
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1991/07/10
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試写会
内幸町・イイノホール
みっぽんちゃんと
江戸時代、下級武士の養父によって育てられた牧文四郎(市川染五郎)。
彼は父(緒方拳)を誰よりも尊敬していたが、その父は切腹の運命に遭ってしまう。
謀反人の子としての汚名を着せられた文四郎は、母(原田美枝子)を助けながら、質素に暮らしていく。
そこには変わらず彼に接する幼なじみたち(ふかわりょう 今田耕司)の姿もあった。
数年後、牧家は名誉回復を言い渡される。
そんな中、幼い頃から想い続け、今や殿の側室となっていた、ふく(木村佳乃)が派閥闘争に巻き込まれていることを、文四郎は知るのだった。
☆★☆★☆★☆★
(とりあえず記録だけしておきます。いずれちゃんと感想書く予定)
「日本人の気高さ」と予告の謳い文句にあったけど、観終わったあとにほんとに日本人でよかったと思ったな。
静かで優しくて美しくて気高い、「失われた古き良き日本」にじんわり酔った。
忘れようとも 忘れはてようとも わすれられるものではございませぬ
言葉にしてしまうと陳腐になってしまうから、それが怖くて終わってから語れない作品というのがたまにある。
あたしにとってこの映画はそういう映画。
藤沢周平の優しい世界にどっぷり浸れた。
なんか自分まで優しくて誇り高い人になったような錯覚に陥ってしまいました。
まあ、二時間もちませんでしたけどね、そんな気分は。
前日の「SHINOBI」がひどかったから、救われた気になりましたねえ、いやほんと。
忍 SHINOBI
- 出版社/メーカー: 松竹
- 発売日: 2006/02/18
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MOVIXさいたま
一人で
時は太平、徳川家康の治世下。
長きに渡って反目してきた伊賀と甲賀の忍者二大勢力は、初代・服部半蔵との約定により、それぞれ伊賀・鍔隠れ(つばがくれ)と甲賀・卍谷(まんじだに)の両里でひっそりと暮らし、互いに接触することを禁じられていた。
だが両里の跡目である朧(仲間由紀恵)と弦之介(オダギリジョー)の二人は、互いの立場を知らずに出会い、禁断の恋に落ちてゆく。
そんな折、忍たちの超人的な秘術が徳川の対抗勢力に利用されることを恐れた家康は、両里の相殺を目論んで、双方から精鋭5名ずつを出しての果たし合いを命じる。
双方の頭として選ばれたのは、朧と弦之介だった―。
☆★☆★☆★☆★
(とりあえず記録だけしておきます。いずれちゃんと感想書く予定)
山田風太郎作品は今後一切映像化するなああああ!!!
なんだこの薄っぺらなスッカスカ映画は!!!
原作とは別物、として考えないといけないんだろうね。
でも、無理ですよ。
だってあたし、高校生活を山田忍法帖(と筒井康隆)で過ごしてるようなもんなんだから。
予告で楽しみにしてたんだ。映像綺麗だったから。
椎名桔平の姿を観たときに「おお、天膳か!!!ばっちしだ!!」とキャスティングにも期待していた。
だからこそ、こんなスッカスカ映画にされてしまった哀しみはでかい。
山田風太郎作品は映像化するなって。
一度も成功したためしがないぢゃねーか。
「魔界転生」なんてリメイクされてもっとひどくなったしな。
【映像化不可能と言われた原作】ってのは、映像化しちゃいけないんだよ、きっと。
というわけで、今年のワースト10候補は確定。
ほんとに死ぬほど泣くほどつまんなかった。
映画が終わってから「浄化」でそのまま「頭文字D」観にいっちゃったもんな。
レンタル代すらももったいない。テレビでやったらそれを観ればいいかなってレベルの作品です。
やったとしてもあたし観ないけどね、間違いなく。
頭文字D THE MOVIE
頭文字[イニシャル]D THE MOVIE O.S.T + DVD
- アーティスト: サントラ,Ghost Style,AAA,mink,Ghost Style&アレックス・チョイ,アレックス・チョイ,Ghost Style feat.フィオナ・ファン,Rage Himself
- 出版社/メーカー: エイベックス・ピクチャーズ
- 発売日: 2005/09/14
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MOVIXさいたま
一人で(一回目、二回目)
たけるくんと(三回目)
かどいちゃんと(四回目)
せっちゃん・なっしーと(五回目)@銀座シネパトス
家業の豆腐屋の配達でハチロク(AE86)を運転するうちに、知らぬ間に常人離れしたドライビング・テクニックを身につけた高校生・藤原拓海(ジェイ・チョウ)。
ある晩、配達の帰りに秋名山の峠道を流していた拓海は、「赤城レッドサンズ」の高橋涼介(エディソン・チャン)や「妙義山ナイトキッズ」の中里毅(ショーン・ユー)ら、峠のスペシャリストたちと出会い、自分が持つ走りの才能に目覚めていく。
かつて“秋名最速の男”と言われた父・文太(アンソニー・ウォン)、拓海に好意を寄せる幼なじみの茂木なつき(鈴木杏)ら、周囲の人々の期待を背負って、拓海と走り屋たちとの熾烈なドリフト・バトルが幕を開ける!
☆★☆★☆★☆★
世間ではどえらく評判悪いみたいですけども、あたしゃ全然おっけーですの。
ってか、数少ない「絶賛組」に入ってるかもしれない。
(いかん!!「自分の意見を多少曲げてでも少数派には入るな」っていう死んだばーちゃんの教えが!!)
だってエディソン・チャンがかっこいいんですもの。
開始一番、いきなし奇声
【うひー!!】
エディったらほんとかっこいい。
ショーン・ユーもかっこいいんだけど、エディと並ぶと影が薄くなる。
正統派の二枚目には一個も食指が動かない(はずだった)あたしも、エディにはどういうわけだかぶっ壊れてしまった。
そりゃ、「溝落とし」が実写で見れたのは嬉しいですし
あの「紙コップに入れた水が…」には予告の段階で大喜びでしたわ。
でもあたしったらこの映画、完全に「キャスト」で楽しんでしまいましたさ。
豆腐屋のおっちゃんがかっこよすぎるってのは確かにあるけども、アンソニー・ウォンならおっけ。
イツキの設定が多少変わっているけれど、それはチャップマン・(キョン)・トウだからいいんです。
高橋弟が出ていなくてもいい。エディの演じる高橋兄に匹敵する弟役なんていないから。
笑ったのは須藤京一(ジョーダン・チャン)
「息子」が【カバちゃん】と命名しやがったもんで、出てくるたびに爆笑。
だってカバちゃんったら夏だってのに皮ジャン(背中には「秩序」の文字)。
夏のさなかにあんな暑苦しいカッコで運転するんだから、そりゃ負けるよなあ。
でも、あんだけ派手にクラッシュしたってのに、かすり傷ひとつ追わずにかっちょよく去っていくカバちゃんは凄い。
というわけで彼はこの映画の中で「無敵の男」の称号を与えられてしまいました。
だってカバちゃん無敵なんですもの。
ここでエディについて書くととんでもなく長くなってしまうから自粛いたします。
ストーリー?そんなのはどうでもいいの。
つっこみどこ満載だってことは、あたしにはアタリ。
勝手なサブストーリーをでっちあげて楽しめる映画ってのは、アタリ映画です。
とにかくエディソン・チャンに陶酔…ってか泥酔できる。
エディが好きでない人も、誰かしら必ず「あ、かっちょいいぞ、このひとは」と思える人が必ずいるんぢゃないかなあ
なにはともあれ、「男前さん祭」な映画です。は−、満足。
「なんでわざわざ香港で」というご意見がたまにあるようで。
香港で作成して逆に正解だったんぢゃありませんかと。
だって、日本国内に高橋兄やれる役者さんいないでしょ。
ってか、原作にはファンが多いから思い入れ強いし、だから日本人だったら誰がやったって絶対もっと凄いクレーム出てたと思うわけで。
まあ、あたしはエディもアンソニーもショーンも滅茶苦茶大好きだから、こう思ってるだけかもしれませんが。
余談
字幕ではなく吹替えをオススメいたします。
一応吹替えも字幕も観たんですけども、
チャップマン・トウの台詞が、字幕ではどうもその面白さが伝わってこない気がします。
というわけで、まあこれもあたしの私見にすぎませんですけど。