花都大戦 ツインズ・エフェクトII 

valkil2005-09-09


銀座シネパトス
一人で


古代。花都は冷酷な女帝に支配され、女人国となっていた。
そこでは全ての男たちは奴隷として扱われ女帝の圧制に苦しんでいた。旅芸人の青年チャー(ジェイシー・チェン)は仲間たちと女帝を倒すことの出来る“神剣”を探す旅に出る
…果たしてチャーたちは神剣を見つけだし女帝を倒すことが出来るのだろうか…。


☆★☆★☆★☆★


はい、ジャッキーJrのジェイシーくん、初お目見え!!

ほんとおとーちゃんそっくしだわあ


初日にシネパトスに挨拶に来てたらしいですが、ヨンさま来日!!の騒ぎと違い、平和なもんでございました。
(あたしはチャッキー観にいってしまいましたので)


最終日すべりこみセーフ!で、やっと観にいってまいりました。


評判悪いみたいだけど、あたしかなり楽しめましたですよ、これ。



ジェイシーくんはまだまだこれからだけど、
彼の相方チェン・ボーリンくんは金城のバッタモンって感じで悪くない(濃いけどね、顔)
(F4って今まで全然チェックしてなかったけど、今度からちゃんとチェックしようっと)


ドニー・イエンさまは(うひょー!!!!)となるくらいすばらしい。
ほんっと好きだ、この人は。
ジャッキー・チェンとのバトルでは、あの体のキレに惚れ惚れ。


ツインズのお二人も悪くはないんだけど、あたしゃ若いねーちゃんに興味ないので(エロババでごめんなさい)…ってか、シャーリン・チョイ苦手なんだよおおおおお。
でもこの二人の冒頭バトルは「あ、なんかこんだけで1規定料金の価値はあるなあ」と、アクションと映像で充分思いました。



ダニエル・ウーさまは泣きそうなくらいかっこよかった!!!


がさつなリアリストであるあたしは「純愛」「献身的な愛」「全てを許す愛」ってものをはなから信じず馬鹿にし鼻で笑う傾向がありますが、この映画のダニエルみたいに愛されたら「あふー」ってなっちゃうでしょうねえ。
あ、もちろんダニエルにでないと駄目ですけどね。
誰でもいいってわけぢゃないの。


そしてやっぱしエディソン・チャンがいい!!!!!


だって冒頭いきなしエディなんだわ、この映画
しょっぱなからいきなしエディなんですもの。
吼える吼える。体は溶けながらも、心の中は出陣直前のバーサーカーのごとく吼えまくる。


ああ、なんて幸せなの、あたしってばー!!!!


ストーリーは穴だらけですわ、確かに。つっこみだしたらキリがないです。
でもね、このやたら豪華な顔ぶれのキャストと、すばらしいワイヤーアクションを堪能して楽しめば、それでいいんぢゃないかなと思わせてくれる作品ですわ、あたしにとって。



という感じで、充実した午後を過ごしてきました。
満足満足、ああ幸せ。

(終わってからししょーと待ち合わせして「ランド・オブ・ザ・デッド」五回目を観にいったから、それで更に幸せ度が増したんでしょうけどね)

チャイルド・プレイ チャッキーの種


(とりあえず記録だけしておきます。いずれちゃんと感想書く予定)

銀座シネパトス
なっしーと



イギリスで腹話術人形としてこき使われている孤児で気弱な性格のシットフェイスは、殺戮人形チャッキー&ティファニーが映画化されるニュースをTVで見て驚く。
チャッキーの腕に刻まれた文字は、まさしく自分と同じ。


彼らこそ両親に違いないと、一路ハリウッドへ飛び、晴れて親子の対面を果たす。


が、我が子の性別と行く末をめぐってチャッキーとティファニーは激しく対立するのだった。


男の子・グレンとして殺戮人形の道を歩ませるか、普通の女の子・グレンダとして育てるか…。


☆★☆★☆★☆★



いやあ、このシリーズって一個目観て「あ、だめ、これ駄目だ」と思ってずっと敬遠してたんですね。


で、なんでそれこそ20年ぶりくらいに行くことにしたかというと、それはひとえにあたしが愛するジェイソン・フレミングさまがご出演なさるという話を聞いたから。


で、基本的にはホラーが苦手な友人なっしーを無理矢理付き合わせた次第で…ごめん、なっしー。愛してるから許してくれたまへ。



いかんいかん、映画の話だよね。


…うひひひひひひひひひ。


いっやあ、ジェイフ最高っす。
彼の登場する若干数分の時間だけで、あたしは映画代のモトをとってしまいましたさ。


リーグ・オブ・レジェンド」以来、ほんと久しぶりの[再会]。
ジェイフは相変わらずシニカルでちょっと情けなくて、でもとてつもなく妖艶で可愛くて守ってあげたくて…ほんと最高。


まあこれは「サンタさん(ジェイフはサンタさんのカッコしてる本人役で出演)がよかったぁ」と映画終わってから人格崩壊してるあたしに「…そのあたりの趣味が「読めない女」なんだよね」となっしーは言ったので、おそらくってか間違いなくあたしだけの意見なんでしょうけども。


ジョン・ウォーターズブリトニー・スピアーズ(まぢでびっくりしたもんな、彼女の登場)も良い、セルフパロディ入ってるジェニファー・ティリーも素晴らしい。
グレン/グレンダの声が「LOTR」のホビットくん(ビリー・ボイド)だってのも良い。

滅茶苦茶笑えた。詳細知らないあたしですら楽しんだのだからマニアにはたまらんだろうなあ、と。


なにはともあれ、楽しめたからおっけ。
でも続編でたら行くかどうかはわからないけど…脇の人たちによりけりかな。

うん、満足満足。ジェイフ最高、ざっつおーる、でございます

ランド・オブ・ザ・デッド

valkil2005-08-27


MOVIXさいたま 一人で(一回目)
MOVIXさいたま たけるくんと(二回目)
MOVIXさいたま たけるくん、薫(姪)、りょーたくんと(三回目)


ゾンビがうごめく世界。生き残った人間たちは、遮断された要塞の街で恐怖と貧しさのなか暮らしている。

一方、少数の裕福な上流階級は、街の高台に立つ塔、フィドラーズ・グリーンで不自由のない生活を送っていた。

外の世界から食料などの必需品を調達する傭兵、ライリー(サイモン・ベイカー)は、北へ逃亡する資金を貯め、傭兵を退職しようとしていた。

その頃塀の外では、歩き回るだけだったゾンビたちが進化し、組織を組んで塔へ向かっていた…!



☆★☆★☆★☆★


待ってました。
映画館でチラシを見つけた瞬間に暫く硬直し、速攻でししょーにメールした。


ロメロっす。ゾンビっす。デニス・ホッパージョン・レグイザモっす。
更にダリオ・アルジェントの愛娘、アーシア・アルジェント嬢っす。

これは行かなきゃ駄目でしょう。


「夏といったらホラー、ホラーといったらゾンビ」ってのがあたしの口癖。
とにかくゾンビ映画が強迫観念のごとく好きなのだ。


「理屈ではなく、本能で瞬間的に感じる」というのが【萌え】の定義らしいけど、それでいったらあたしは間違いなく「ゾンビ萌え」なんだろうなあ



予告を始めて観たときは、まぢで吼えた。
一緒にいたししょーが呆れて苦笑してたっけ


うををををを、ゆっくり歩いてるぞ。
やっぱゾンビくんは走らずゆっくりでないとね。



【やつらは知能をもってる!!】



…どういうこっちゃ??

やだな、組織だって作戦会議とかやらかしてくれたら。
地図とか見て「おまえさんはあっちだ」とかアイコンタクトのみで通信しちゃったりとか?

想像予想妄想はふくらみまくる。



というわけで、行って来ました。
ストーリーからなにから一切予備知識頭に入れず、試写会いった人のレビューも読まず。


頭に入っていた数少ない情報はカナダでこれを既に観たというゾンビ仲間のミリぞーの


【ガソリンスタンドのはげゾンビ、ビッグ・ダディが最高】
【レグイザモがもう泣きそうになるくらい良い】
【後半、けーこちゃんが間違いなく絶叫してぶっこわれる瞬間がある】


というタレコミのみ。


さて、いざ【当主様、ご出陣!!】

(いや、最近「俺の屍を越えて行け」を久々にやったもんでね)


…いやあ、やっぱ、これでしょう。
たまりませんな、やっぱロメロのゾンビくんは群を抜いてすばらしいでし。


「ゾンビタウン(勝手に命名)」をなめるように動いていくカメラ。


おお、肉屋さんがいる。包丁片手に…わかりやすいねー
ブラスバンドおやぢ、おしゃれさんだね。
生前はさぞ可愛かったろうと思わせる野球ねーちゃん、このバットが後半生きるのか?


じっくりのんびりゾンビさんたちを観察して、堪能できる。
もうこの瞬間だけでゾンビウォッチャーにはたまらんです。


あたしのお気に入りは死んでからも仲良し、のカップルゾンビ。
パンク風の格好して、仲良く手をつないで動いている姿が微笑ましくて妙に好きだわ。


そして出ました、ガソリンスタンドのビッグ・ダディ!!
(このお写真の真ん中のおっちゃんね)


花火大会が始まったときの「おい、おまえらしっかりしろよー!!」の表情が好きだ。
走り去る人間たちに叫ぶ苦悩の表情がたまらなく好きだ。


そうだよね、「死霊のえじき」で優等生ゾンビのバブくんはいろいろ学習してたもんな。
ゾンビさんもただひたすら朽ちていくだけでなく進化していくんだなあ…としみじみ。


あたしが笑ったのは(パンフにもあったけど)ダディが肉屋さんに【包丁は、ここにね♪】と教育する場面。

しかもそのあと、「ゾンビがゾンビ見てびっくりする」っていう、非常にたまらん場面が続き、大爆笑。
ダディったら可愛いんだからぁぁぁ(はぁと)


町を襲撃する場面も楽しかったけど、やっぱ「大都会」を襲撃に向かう途中の過程が個人的には秀逸だったなあ。


ダディときたら、きっと生前は面倒見のいい「町の人気者」だったに違いないわ。
あのリーダーシップといったら、並大抵ではありませんもの。



いやあ、ゾンビ観察はほんとに楽しい。
首の皮一枚ゾンビとか、「うほほほほほほー、そうきましたか!!」って絶叫大爆笑だったしな。
もう、ゾンビくんたらお茶目さんなんだから(はぁと)



これかしら、ミリぞーが言ってた悲鳴&ぶっこわれる場面って。
確かにベタだけど見事にあたしのツボだもの。
でもまだ中盤でないのか、これは。
まあそれは今んとこおいといて。



ゾンビさんだけでなく、人間さんたちもあくが強いの勢ぞろい。
デニス・ホッパーは相変わらず良いけども、レグイザモがもうたまらんぜってくらい良い。
ラスト近くのレグたんの勇姿には「うひょー」と奇声を…また病気が出た。


アーシア嬢は滅茶苦茶気が強そうで、なおかつ疲れてる感じが非常に良い。
トリプルX」んときも良かったけど、この人はほんと、いったいどこまで突っ走るのか?って気になるおかた。
彼女のおとーさんの映画には若いころ散々楽しませていただきました。
そしておかーさんにも楽しませていただきましたね(「フェノミナ」の先生役良かったもんな)
更に娘さんにも楽しませていただいてるってことで、


【あたしの娯楽人生はアルジェント一家に支えられていた】といっても過言ではない…いや、過言ですね、さすがに。


サイモン・ベイカーって優男のイメージしかなかったんだけど
(「レッド・プラネット」「マリー・アントワネットの首飾り」くらいしか知らないけど)
いいガタイしてるよなあ。かっちょいいよなあ。
でもこういう正統派のハンサムには全然心が動かない自分がちょっと寂しい。


彼の相方のほうがあたし魅力的だと思ったなあ。
ジェイソン・フレミングとかがやっても最高なんだけど…でもこの人でよかったんだろうな。


サイモンと彼、レグたんとヒゲみたいな「妙な絆」ってのがなんだかツボに入ってくれるので、そういう部分でもこの映画はアリ。


さてさて、そしてそれは確かに突然やってきました。


そうだよね、この人が出てないはずはないんだよね。
ゾンビ観察にかまけてて、レグたんにかまけてて、忘れてしまっておりました。


特殊メイクの神様、セックスマシーン、トム・サビーニさま!!
役名は【ハチェットゾンビ】だって。


非常に楽しそうに登場し、もんのすごーく楽しそうに人間スパっと縦割りにしてましたさ。


基本的にちんたらゾンビが好きなあたしではありますが、トムサビくんのゾンビだったらどんだけアグレッシブに暴れまくっても全然おっけーなのだ。


うひょほほほほふひー!!

…あたしの隣に座っていた男の子がドン引きしていた。ごめんなさい。


ミリぞーくん、伊達にあたしと35年つきあってないね。
見事にツボだったよ。この場面だけで1800円のモトは取れてしまったね。



現時点で三回観てるし、今後もまだ暫くは観る予定。
だからとりあえず今日はこんなとこで。

いい加減なとこで止めないと、おそらく明日の朝まで書き続けそうな勢いだから。


いずれ追記で書くかもしれませんが、ほんと久々にテンションあがって楽しめる映画でございます。


ゾンビ映画の最高傑作とはいいませんが(「地球最後の男」が今のとこ、あたしの中のゾンビ映画ベストなり)、それでもここ20年間で観たゾンビ映画の中では一番秀逸な出来だと思います。


好き嫌いは分かれるでしょうが、とりあえずあたしは心の底から楽しみました。
DVDはレンタルでなく買いですな、間違いなく


いやあ、やっぱゾンビ映画は「次の時代に残すべき娯楽界の至宝」だな…なんて思ってるのはあたしだけ??

マダガスカル

valkil2005-07-27



試写会
よみうりホール
みはるちゃんと


(とりあえず記録だけしておきます。いずれちゃんと感想書く予定)


大都会ニューヨークはセントラルパークの動物園のセレブな人気者たち。
ある日大自然にあこがれていたシマウマのマーティは、テロリストのペンギンの力を借りて動物園から脱走。
逃げ出したマーティを、仲間たちは追いかけたはいいけれど、ニューヨークのど真ん中で人間に捕まってしまう。

☆★☆★☆★☆★


●ってか、ライオンは野性に戻したらまずいだろ…やっぱしなあ って、あ、ネタバレ??


●どうもこのマーティのキャラが好きになれませんでしたわ


キツネザルのダンス宴会の場面は抜群に良かった。あそこだけずっと観てたかったくらい。


●なんにせよ、子供連ればっかで、喋り倒す子供を止めない母親の大群。環境最悪


●ま、試写会だったから観たけど、別に金払ってでも観たいって作品でもありませんでしたな。

タナカヒロシのすべて

タナカヒロシのすべて o.s.t

タナカヒロシのすべて o.s.t


高崎
みなみちゃん・マイケルさん・盲腸くんと


(とりあえず記録だけしておきます。いずれちゃんと感想書く予定)


田中宏鳥肌実)は32歳、カツラ工場に勤めるサラリーマン。
会社での人付き合いがすこぶる悪い彼は、プライベートでも無趣味で恋人もいない。
家に帰れば両親からは結婚しろとせっつかれ、近頃では血尿が出るなど体調面も心配だ。

一見すると退屈な日常だが、誰にも干渉されず平々凡々と暮らすことが何よりの望みの彼は、別段不満もなく淡々と毎日を送っていた。

ところがある日、父親が急死すると彼の人生は転落をはじめる。

次から次へと襲い来る不幸と、実は彼以上に奇妙な人々に翻弄され・・・。

☆★☆★☆★☆★


鳥肌実、ぶらぼー!!


平凡に平穏に暮らすってことは結構難しいんです、ほんとに。
そう望めば望むほど、「ネタまみれの人生」ってやつに巻き込まれがちなんです。
実際にその状況で生きているあたしが言ってるんだから間違いありません



曲者だらけの登場人物たちが楽しい楽しい。


あたしとしてはタコ焼き屋のおやぢがツボ。
清水昭博って年取ったなあ。まあ最後に「会った」のは25年前の「戦国自衛隊」だからそりゃあたりまえかあ。


なにはともあれ、とにかくこれだ

鳥肌実、ぶらぼー!!

「日本一ぶきっちょな男の、ちょっとだけいい話」、じっくりしっかりじんわりほんわか見届けさせていただきました。

いやー、ほんと鳥肌実いいわあ。

というわけで、あたし的には「当り!!」って作品でした、はい

アイランド

valkil2005-07-23


アイランド [DVD]

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MOVIXさいたま
一人で

大気汚染から守られた清潔な都市空間。
そこで暮らす人々が抱く共通の夢は、地上に残された最後の楽園「アイランド」へ行くこと。
日々行われる抽選にみな一喜一憂している。
しかし、リンカーンユアン・マクレガー)が知ってしまった真実は、そんな夢どころか、自らの根底さえも覆すものだった。
自分たちは臓器を提供するためだけに生かされている。“クローン”であり、「アイランド行き」の名の下に葬り去られる運命にあるのだ。
リンカーンは、アイランド行きが決まったジョーダン(スカーレット・ヨハンソン)とともに、命がけの逃亡を決意する。

☆★☆★☆★☆★

●ベタだけど、『いやー、すげー金かかってんなー』と感嘆させてくれたからアリだ。

スティーブ・ブシェーミはやっぱし最高。さすが「絶対に取替えの効かない脇の完成品」 (石川三千花さまのお言葉)だ。

ショーン・ビーンも物凄く良い。ラストの髪の毛乱れた鬼気迫る辺りの存在感なんて卒倒しそうなくらいセクシー。

マイケル・クラーク・ダンカンの泣き顔は滅茶苦茶良い。奇声あげそうになるくらい良かったな

●カーチェイスで眠くならなかったの久々だなあ

●ってかあのバイク法令にひっかかるだろ

●ブシェーミとスカーレットの「お着替え」掛け合いが最高。
 『おまえら吉本新喜劇か!!』ってつっこみたくなっちゃった。

●でかい画面で観ないとつまんなく感じる作品かもしれないなあ

●ハリウッド大作、そしてマイケル・ベイらしく
 「ハッピーエンドでも。心に残るものはなにもない」ってお約束の映画だけど、払った料金分だけきっちり楽しませてくれたから、それでいいや。

地獄の門

地獄の門 [DVD]

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DVD借りてきた
(ほとんど日記に書いたもののコピペです)

神父の自殺という背徳行為によって、呪われた地では地獄の門が開かれようとしていた。
事件を知った記者と女霊媒師(カトリオーナ・マッコール)は彼の地へ赴くが…。
美女の口から吐き出される内臓、頭骸を貫通する電動ドリル、暴風雨のごとく降り注ぐ蛆虫と、王道をゆくホラー。

☆★☆★☆★☆★

ヒロインは実写版ベルばらでオスカルを演じたカトリオーナ・マッコール

ベルサイユのばら [DVD]

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…参りました

すごいんだこれが
蛆わきまくる、蛆振りそそぐ、頭むしりとって脳みそ出まくる、口から内臓出まくる。

フルチ映画の華、ダニエラ・ドリア嬢がまあ派手な死に方なさってまして。

…あれ?これどっかで…

そうか「キル・ビル」のGOGO夕張の死に様はこっから来てるのか!!


低予算グロスプラッタってのは本当に久々に観ましたね。

そして再認識しました。

あたしはゾンビさん好きだけど、イタリアものは駄目だなあ、って。


まあ、フルチさんの作品はストーリーなんて元来あってもないようなもんだ。
この作品は比較的ストーリーとしての完成度は高い方だよな。

でもさ、ゾンビくんがきちゃないんだ。
虫うじゃこらわいてて、「観察」する楽しみがなんもない。

確かにかなり面白くて「おいおい」ってつっこみまくって楽しめた作品ではありますが、
イタリアゾンビはもういいですって感じかな。

昨日観た「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 死霊創世記」は悪くなかったなあ
リメイクにしては、あたし的に全然おっけーだ。
(特にあのラストはかなり「お見事」だったりした)



なにはともあれ、まあ、ずーっと観たかった作品ではありましたが、観ないで「いつか観てみたいなあ」と思ってたほうが良かったのかもしれませんな。


まあ、いかにも肉屋の余り物もらってきて作ったような安いつくりの内臓とかは、今観ると逆に新鮮ではありますが。



今度「ランド・オブ・ザ・デッド」っていうゾンビさん映画をやるようだ。
なんと巨匠ロメロが製作だ。

これは観なくてはいかんだろう。

ハリウッド映画ってのはゾンビさんに関しては「あたり」だと思う。
まあ、「ハウス・オブ・ザ・デッド」みたいにどうしようもないもんもあったりしますがね。