僕の彼女を紹介します

僕の彼女を紹介します 通常版 [DVD]

僕の彼女を紹介します 通常版 [DVD]


MOVIXさいたま
むっちゃんと

一見うら若い乙女、ギョンジン(チョン・ジヒョン)は、仕事に燃える熱血警察官。
誤認逮捕が元で知り合った高校教師、ミョンウ(チャン・ヒョク)と恋に落ちた。
無鉄砲なギョンジンを、ハラハラしながら見守るミョンウは、何があっても彼女を守ると心に誓う。

ある夏、車で旅行に出た2人は落石事故にあい、川に落ちたミョンウが意識を失ってしまう。
ギョンジンの必死の処置で一命を取りとめたミョンウは、彼女への気持ちを一層強くするが、そんな2人に、過酷な運命が待ち受けていた。


☆★☆★☆★☆★


ヒョクくんが出るのもアンテナにひっかかった要因ではあるものの、韓国俳優の中で最も愛しているキム・スロくんが出るってーから行きましたよ。
…行かなければよかった。
キム・スロくんが出てなかったら、あたしスクリーンひっちゃぶいて暴れてしまうとこでしたわよ。


通常エンドクレジットを最後まできちんと観るんですけども、これはもう、始まった瞬間に席を立ちましたわ。
外に出てむっちゃんと目が合った瞬間に二人して異口同音
[なんぢゃこのクソ映画はああああ!!!!]

うちら以外の観客がどうやら全員大号泣しているみたいだったので、とにかくそこから離れたかったのですよ。
そしてどうしても言いたかったわけで。
[なんぢゃこのクソ映画はああああ!!!!]


きっついですわ、まぢで。
ヒロインの根性は最悪だし(「猟奇的」は学生だったからまだ許されるけど、警察官であれは人間として許されないと思います)
展開は強引だし、そんでなくてもつまらん笑いをしつこくこれでもかとまでに押し付けてくるし、
泣かせよう泣かせようとあざとい演出をたたみかけるようにかましてくるもんで、こっちは「いい加減にしろ!!」と激怒してしまうし、
この監督はなにを言いたくてなにを作りたかったんだ、結局??と腹が立ってしょーがない。



ラブストーリー [DVD]

ラブストーリー [DVD]

ほんとに「ラブストーリー」を撮った監督なのか、名前だけ一緒で別人の素人に作らせたんではないのか、とまで勘繰ってしまいましたさ。
こんな中途半端な作品で金とっていいのか、とも思い、更に怒り倍増。
「このまま帰ったら絶対怒りで夜眠れない。もう一本見て帰らないと」と「浄化」の必要性までありましたからね、ほんとに。


ヒョクくんはよかったですよ。この人、笑ってても目が冷たいんで、そこが好きなんですけども。
その目の冷たさで「いいかげんにしろ、この馬鹿女!!」と殴り倒して「更生」させてくれると期待したんですけども・・・あーあ。


キム・スロくんはよかったです。ほんとによかった。
壁に挟まってあがいてる姿に「うひー!!!!!」と奇声をあげてしまうくらいよかった。
ほんとこの人のこと好きだよなあ、と再認識してしまいました。
そこで終わりかと思ったら「歯の汚い求婚者」として御伽噺に出てきてくれて「うひゃー!!!」…だめ、ほんとこの人のこと愛してるわ、あたしったら。


でもそれ以外は一銭の価値もない。
キム・スロくんやヒョクくんが好きってわけでもない連れのむっちゃんには拷問だったでしょうねえ。


「衝撃のラスト」とか言ってたけど、あたしあれすごく引いた。滅茶苦茶引いた。
それでなくても下がってたテンションが、奈落の底まで落ちていってしまった。
誰かその脚本読んだ時点で止めろよ。いいかげんにしないとみんな引きますよ、とかさ。
ってか、出るなよ、「彼」もさあ。


韓国映画には「MUSA」や「復讐者に哀れみを」みたいなハリウッドの追随を許さないくらいの物凄い作品を作れる力があるんだわよ。
それなのにこんな屑みたいなんばっかしか大々的に宣伝されないんだから、「韓国映画が好き」って言うのがだんだん恥ずかしくなってくるんだよな。


「韓国物のコメディタッチな恋愛物」は鬼門として行かない事にしようと決心した。
ただ、キム・スロくんってそういう作品に出てくる確率が非常に高いんですわね。


今後どうなるか、ちょっと迷ってますな。

とにかくこの映画が「2004年ワースト」に決定。
デビルマン」は終わってからあーだこーだと4時間もつっこみたおして馬鹿にしてと、すんごく盛り上がれたのに対して、この映画にはそんなもんもない。
語ると口が腐りそうな気さえしてきて、観たことを「なかったことにしよう」とすら思えてしまった。

その救いようのなさから、この映画があたしにとってのワースト。

誰かなんとかしないと、ほんとにたいへんなことになっちまうぞ、おーい。