スカイキャプテン −ワールド・オブ・トゥモロー−


MOVIXさいたま
一人で


1939年のニューヨーク。
突如、空から巨大ロボットが舞い降り、街を破壊し始めた。
新聞記者のポリー(グウィネス・パルトロウ)は、カメラを手にスクープを狙い外に出るが、危うくロボットに踏み潰されそうになる。
間一髪を救ったのが、ポリーの元恋人で、空軍パイロットのスカイキャプテンジュード・ロウ)。

ポリーは、このロボット襲来が、頻発する科学者たちの誘拐事件に関係するとにらみ、キャプテンと共に調査を開始する。
そこには、世界の存続に関わる邪悪な計画が存在していた!


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なんか世間で評判よくないみたいですね、これー。
でもあたし、すっごく楽しんでしまったんですわ。


全編ブルースクリーンの前で撮影、期間は一ヶ月足らずだったとか。
ロケだリアリズムだとか追い求めないで、開き直って確信犯でこういう方法とってしまったというとこが、あたしとしては非常にツボ。


オモチャ箱をひっくりかえしたような「空想冒険活劇娯楽作品」てんですか?
あたしはこの世界が非常に好き。懐かしいし、テンポも悪くないし、うん、好きだな。

キャストもジュード、ケロちゃんをはじめとしてアンジェリーナ・ジョリーさま、ジョヴァンニ・リヴィシーくん、「TAXI3」のアジア系ねーちゃんなど
観ていて楽しくなる人がいっぱい。
観てるほうも楽しいけど、演じてるほうも絶対楽しかったろうなあと思わせてくれるこの雰囲気が好き。
(アンジーさまなんて「あの使い方はもったいね−」って声もあるみたいですが、絶対一番楽しんでいたと思うなあ、あの中で)


胸を打つものも、爽快感も、じわじわ沸いてくる感動も、そんなもんは一切ない。


でも「あー、おもしろかった。うん、悪くなかったぞ」って映画館を出れる作品っていいんぢゃないかな、ってあたしは思います。

確信犯のチープさは素晴らしく楽しいのです。
それを堪能できたから、あたしはおもいっきりたのしみました。満足満足。