ディープ・ブルー


大宮シネマリゾート
(一回目)一人で
(二回目)ひつじちゃんと

地球の表面積の実に70%を占め、膨大な生命を育む海−。
隊列を組んで海を渡りながらジャンプを競い合う、陽気なハシナガイルカ。
まだ満足に泳げない子供のアシカを狙い、浅瀬まで乗り上げてきたシャチの決死の狩り、その残酷な結末。
透明な体を青く輝かせ、無数に漂う幻想的なミズクラゲ
外敵から身を守るため、巨大な塊となって素早く逃げ回るイワシの大群と、海鳥やイルカ、サメの激しい攻防…。
カメラは世界中の海を尋ね、あらゆる生物の営みを捉えていく。


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マイケルさんから薦められて、大宮でやってるってんで足を運んでみた。
よかった、観にいって。危うくスルーするとこだったぜ、こんなすげー作品を。


これを観て思ったことは、ただひとつ。


「どんなに素晴らしい脚本でも、どんなにCGが進化しても、本物の持つ迫力には敵わないんだよな」


非常に月並みな感想だと我ながら思うけども、それしか言えないんだもの。


11000mの深海、横の距離にすれば 11km=赤羽⇔大宮 程度の距離だ。たかがしれている。
でもそれが下への距離となると…まさに「未知の世界」が広がっていた。


言葉も出なくなるほど圧倒されてしまう映像。
それに重なるベルリン・フィルの音楽(意外でしたけどここが映画音楽を手がけたのってこれが初めてなんですってね)


小学生の時に胸を躍らせて読みふけった図鑑「海」を思い出し、そのころに戻ってしまったかのように画面に見入ってしまったですわ。


チョウチンアンコウってグロテスクだなあ。
うわ、なんだこの電飾クラゲはあ(めっちゃ綺麗)
やっぱイルカって綺麗だな
サメってのはあったまわりーんだなあ


なんて感動にふけったり笑ったり。

クジラの赤ちゃんを襲うシャチの狡猾さに「うわー、えげつねー。でもすげーな」と思い、
ハンマーシャークの大群に「すげー!!でもこれどうやって撮影したんだろ」と感嘆し。


一回目に観にいったときにわかんなかったことを、二回目に行ったときにひつじちゃんに聞きました。
そうか、いわしの竜巻はそういうことだったんですね。
ダイバーもである彼女から、シャチの頭の良さ、イルカの「ずる賢さ」を教えてもらって、ますます「海はすごい」と感銘。


なんかこんなんで感想になるのか、ならないよなこれぢゃ、とわかってるんですが、うまいこと書けないんですよ、この映画には。


ディスカバリーチャンネル」とかを見慣れていたり、「動物感動物」を熱愛する人は「やだよこんなの」って思うかもしれませんが
あたしはほんとに非常にとっても感動いたしました。


お見事です
参りました
ありがとうございました


それがこの映画に対して言いたいことのすべてかもしれません。


DVDは予約してるけど、これってうちの21インチで観ても迫力ないだろうなあ
漫画喫茶でも行ってプラズマついてる、通称(いや、あたしが勝手にそう呼んでるだけですが)「俺シアター」で堪能かもな。