2046
- 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
- 発売日: 2005/04/27
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MOVIXさいたま
ひつじちゃんと
1960年代の香港。売文業で生計を立てる男、チャウ(トニー・レオン)。
行きずりの女たちとの夜を繰り返すチャウは、宿泊先のホテルのオーナーの娘・ジンウェン(フェイ・ウォン)と親しくなる。
ジンウェンは日本人青年(木村拓哉)との叶わぬ恋に打ちのめされていた。
その悲恋に心を揺さぶられたチャウは、彼女たちをモデルにした近未来小説を書き始める。小説の主人公は、美しいアンドロイドとミステリートレインで旅をする。
目指す場所に辿り着けば、失われた愛が見つかる。その場所の名は、2046−。
いつかペンを走らせるチャウの胸の内にも、忘れられない過去の恋が甦っていた。
☆★☆★☆★☆★
うっかり、近未来SFパートに期待すると痛い目に遭うので気をつけましょう。
女優陣が豪華ですねぇ。カリーナ・ラウさまには「ははー」っとひれ伏してしまいました。
他の人もそれぞれの持ち味がしっかり出ていて得した気分。
アンドロイドとの演技のすみわけは凄いと思いました。
その向こうを貼るトニー・レオンもまたすごい。
アジアン・ビューティ4人で束になってかかってもまだ余裕、みたいな。年齢を重ねてますますいい男になってますね。
ほんとにトニーの演技には惚れ惚れ。まるでラテン俳優のように色気、余裕たっぷりの風情。いやーすごい40男になったもんだ。
階段を降りるだけであんなに「たまらんぜい!!」って気分にさせてくれる男ってそうはいないもんな。
あたしは「愛してもなにも返ってこない男」って奴を本気で愛してしまい苦悩する女の姿が大嫌いでした。
「割りきるか、惚れるなってんだよ、ばーか」って失礼なこと考えてましたね。
でもね、なんかその気持がわかる気がしたんですわ、トニー・レオンみてると。
「うわわわわ、もう好きにしてくださひー。なんでもいたしますー」だなんて。
まあ、トニー・レオンだからなんでしょうけどね。
【とにーさま 嗚呼とにーさま とにーさま】だなんて心の俳句まで出てくる始末で。
ってか、あたしの心の俳句っていつもこれだけどもね。
女優陣の各々の個性を生かした配役も納得。チャン・ツィイーの演技もこの映画が一番だと思うな、あたし。
惜しいのは、1名まるで空気感の異なる人がいたこと。誰とはいいませんが、某SM●Pのメンバーだなんていいませんが。
急に現実に引き戻されガックリ。それを除けばパーフェクトに近い。
強いて言えば残念だったのは、チャン・チェンの扱いが小さ過ぎる!ってことかな。
この人ハンサムなんだよね。「グリーン・ディスティニー」以来かな、お「会い」するのは。
だからもうちょっとだけ出番が欲しかったなあ。かっこよかったですけどね、やっぱし。
いやあ、香港ってやっぱり男前の量産地だなあ。
反して某キムタク、彼は要らんかったんと違うかなあ。
日本での公開を意識して彼を起用したんすかねえ、トニーのお荷物に成り果ててしまった。
それが残念っちゃ残念っすかね^^;
いやー、しかし、ほんとにトニー・レオンってかっこいいわあ。
「鬼のようなトニー萌え映画」ってことで、つっこみたい気持は多々あれど、それさえ封じるトニーの存在ってことであたしゃOKでございます。