完全犯罪クラブ

完全犯罪クラブ [DVD]DVD

ハイスクールの人気者、リッチなリチャード(ライアン・ゴズリング)と、頭はイイけど皆から敬遠されているオタクのジャスティン(マイケル・ピット)。
一見、友達に成り得なそうなこの2人は、実は裏で恐ろしい計画を立てていた。
それは、兼ねてから実行してみたかった完全犯罪。
そして2人はとうとうそれを実行に移し、見事、成功したかと思えたが、事件の担当刑事キャシー(サンドラ・ブロック)の捜査が、次第に彼等を追い詰めていくのだった…。


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期待してたんですけどねえ
予告ではめちゃくちゃ面白そうだったし、マイケル・ピットくんが主演の一人ぢゃありませんか。
ダークでちょい馬鹿やらせたら天下一品の若手。
敢えてメジャー系を選ばずインディーズ系のみに拘る男。大好きなんだよなあ。

タイプの違う高校生2人が、“完全犯罪を仕掛ける。”
刑事コロンボ』のような、あらかじめ犯人を“明かしておき”、そして、“証拠”や、“やり取り”で楽しませる作品を狙ったんだろうな。
それにしては、相当安っぽい内容でしたわよ。
サンドラ・ブロックが、こうゆう作品やりたかっただけ。”って感じがしちゃったしね。
サンドラ・ブロックのキャラも過去を思わせぶりに散りばめているがわかったところで、だからどうなの?って思ってしまった。

とにかく、サンドラ・ブロック演じる捜査官が、犯人に引っかかる事無く、【とても都合良く展開しちゃってる】為か、観てても、
意外性も何にも無く、物語に引き込まれる部分が、ほとんど無い。
犯人明かして展開させるなら、「もっと脚本の練りこみが必要でしょう。」と書いておきましょうかね。

このスタイルを使うのであれば、個人的には「決め手に欠けて逮捕出来ない」、“落とし系”の終わらせ方しちゃった方が面白くなったんじゃないかと思えた。

「お前ら警察は、データーやら傾向とかを信用しすぎて、しかもマニュアルどおりしか動く事が出来ない。」って感じの終わらせ方でピットくん高笑い、とか。 

サンドラにはこういう役より、ユーモアのあるおちゃめな役が合ってるよなぁ…
ま、マイケル・ピットは良かったけどね。
でもそんだけだ、この映画ったら。