スクール・ウォーズ HERO
- 出版社/メーカー: 松竹
- 発売日: 2005/02/26
- メディア: DVD
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試写会
新宿・厚生年金会館
かどいちゃんと
1974年。京都の伏見第一工業高校に、元ラグビー日本代表のスター選手・山上修治(照栄)が体育教師として赴任する。
有名実業団のチーム監督に就任が決まっていた山上だったが、校長(里見浩太郎)の熱意にほだされての決意だった。
だが同校は、山上の想像をはるかに超える荒廃ぶり。
激しい校内暴力で授業もままならない状況に、山上は驚愕する。
サジを投げた他の教師を尻目に、山上は不良の巣窟と化していたラグビー部を建て直すべく、闘いを始めるのだが…。
☆★☆★☆★☆★
あたしドラマ観てなかったんですわ。熱いの苦手で。再放送でちょろっと観た程度で。
だからそれが良かったのかもなあ。
物語の結末をある程度分かっていても、映画に惹き込まれたのは照英の熱演にあるんではないかと。
実直で熱くてユーモアもあって、フィジカル面も含めて存在感があって良かった。
またテレビシリーズの山下真司に負けず劣らず、むしろ「プロジェクトX」で見た本物の山口氏に近い気もするような。
つい「あの弥栄の信吾が」というセリフは同氏の言葉が重なってね。
もちろん両者に共通するのは「泣き虫先生」だという事。泣きのエピソードも分かっていても琴線に触れる内容でしたね。
難しいのは70年代の物語を描くのに、子供たちは今の子の顔立ちという事。
例えばSAYAKAは如何にも今の子だし(気が強いマネージャーを好演)、ヘアスタイルや背景は再現されていても少し気になって。
しかしそう思うのは始めだけ、物語に没頭し始めると気にならない。
試合もぶつかり合う音と共に迫力があって大画面に映える。
また音楽はあっさり目、テレビシリーズを意識しない作りも心地いい。最初から最後まで熱い時間が過ごせる作品だと思う。
うん、いい映画でした。愉しかったです。満足満足。
ま、試写会で充分って感じはしますけどね