誰も知らない

誰も知らない [DVD]

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大宮シネマリゾート
一人で

とあるアパートに暮らす母(YOU)と4人の子供たち。
母はそれぞれ父親の違う子供たちを世間の目から隠すように、学校にも行かせず部屋に閉じこめ、仕事に出かけていく。
家事や弟妹の面倒は12歳の長男・明(柳楽優弥)の仕事だ。
そんなある日、母は現金20万円と「しばらく頼むね」という書置きを明に残し、姿を消してしまう。
それでも明の働きで、4人兄弟は子供だけの楽しい生活を送るのだが、やがてお金が底をつきはじめ…。


☆★☆★☆★☆★


この事件が起きたとき、覚えてます。
当時高島平に住んでて、西巣鴨は結構近くで、このアパートの近くに友達住んでて結構このあたりで遊んでたから。
だからかなり驚いたし衝撃だった。
「限りなく地元に近い近所」で起きた事件だから、「うわ、やだなあ」と思ったもんだった。


この映画はアンテナに引っかかってはいなかった。
観たくないってわけではないけど、あたしは子供虐待系とかだめなんですわ。

ただ、シネマリゾートの招待券もらってて、それで足を運んだってくらいでして。

…いやあ、へこんだへこんだ、どん底まで落ち込んだ。

【母親が悪いと言ってしまえばそれまでだが、子供たちが自分達の世界で見た美しいもの豊なものを感じとってほしい】
とかなんとか監督だか誰かがどっかに書いてたけど、あたしには【母親が悪い】としか思えませんでした。

心が汚れてしまったのか器が小さいのか、電気水道ガスが止まったくらいから「あいたたたたたたたた」
…観てられません。

凄い映画だとも思うし、いい映画だとも思う。ただ、あたしはこの映画だめですねえ。
観て良かったとは思うけど、もっかい観るかって誘われたら「勘弁してください」って断りますね。


ま、こんなとこかな。

あ、そうそう、あたしショタの気は全然ないんだけども(個性派のおっちゃん好きですからね、あたしってば)
柳楽くんの「目ぢから」にはくらっときそうになりましたね。
ラスト近く、上半身裸になった彼に「うはっ!!」…やばいなあ、エロババだよ。

まあ、これがこの映画のおいしかった点ですかね。
あ、そうそう、ちょろっとだけ顔を出す遠藤憲一エンケン大好き♪)とかキムキムとか、そういうとこが愉しかったですね。
そういう点でもおいしかったかな。