ヴァン・ヘルシング
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 発売日: 2004/12/22
- メディア: DVD
- クリック: 12回
- この商品を含むブログ (101件) を見る
試写会
東京国際フォーラム ホールA
みはるちゃんと
19世紀のヨーロッパ。
バチカンから使わされた男、ヴァン・ヘルシング(ヒュー・ジャックマン)は、不死身のモンスター、ドラキュラ伯爵を捕らえるためトランシルバニアへやってくる。
この土地で、代々吸血鬼と戦ってきたヴァレリアス一族は、今や王女のアナ(ケイト・ベッキンセール)が残るのみ。
アナの兄ヴェルカン(ウィル・ケンプ)は、すでにドラキュラの手に落ちていた。
アナとヴァン・ヘルシングは共にドラキュラを追うが、その頃、世界支配を目論むドラキュラ伯爵(リチャード・ロクスバーグ)は、何千という吸血鬼の卵を孵化させようとしていた。
☆★☆★☆★☆★
まず最初にー
プレミア試写ってーから結構期待してたんだよな。舞台挨拶とかかもなあって。
しかーし。大きくはずれ。
なんとか祭っていうイベントの一環だったらしくて、いきなしわけわかんない団体が仮装舞踏会をはじめ、
なんだかよく知らないオペラ歌手の人が一曲披露して、氷室くんのPV見せられて、
挙句の涯に司会者が氷室君のコメントを復唱。
時間はどんどん過ぎて行く。始まる時間がどんどん遅くなる。
日本人ってのはこういうイベント系やらせたらほんと下手だよな。特に映画関係のはさあ。
「パールハーバー」しかり「アリ」しかり「ホーンテッドマンション」しかり。
特にパールハーバーんときは段取りがあまりに悪くて開始時間が徹底的に遅れ、終る直前で電車の時間の関係で席を立った人が続出した。
今回もそんなだったらあたしはキレてしまうぞ。
まあ、幸いにして一時間ほどでこの「拷問」は終り、やっと本編がスタートした。
これ、すっげ期待してたんだけどなあ。
そもそも腕力で勝てない相手だから【オカルト】・モンスターっていうんぢゃねーのかいな?
なのにすごいハイテク手裏剣やらボウガンやら使ってモンスター退治だなんて、【恐れ】ってものを忘れた感じじゃないっすか?
不可解なオカルト的存在を腕力でねじ伏せるなんてオカルトの意味ねーじゃんかよー。
前日に「マッハ!」観たから、なんだかアクションも「甘いな」って思えてしまったし。
いや、ヒュー・ジャックマン確かにかっこいいさ。ケツ顎胸毛だけど、フェロモン全開だし。
ケイト・ベッキンセールも「パールハーバー」で消えるかと思ってたら「アンダーワールド」とかこういうB級アクションで生き延びてるし。
ウィル・ケンプは動きが綺麗ですねえ。まあ、本業ぢゃないからおっそろしく演技下手だったけどもさ。
でもさ、なんてのかなあ。つまんなくはないんだけど、あたし途中で落ちちゃいましたの。
昨年の「リーグ・オブ・レジェンド」とごっちゃになっちゃってねえ。
で、勝手にサブストーリー作って考えてみました。
超人紳士同盟に入れてもらえなかったんだね、ヘルシング。
そりゃ駄目でしょう。ミナ・ハーカーがいるんだからさあ。
だからってさあ、ハイドを退治しなくてもいーぢゃねーか。
(ジェイフのハイドと違ってやたら貧弱で品のねーハイドだったけどね)
リチャード・ロクスバーグはきっとあのドリアンが盗んだグッズでトランシルヴァニアの伯爵になって…いや、まあ、そうでもしないと楽しめなくてさあ。
でも音楽は最高に良かった。エンドクレジットで「試聴」してサントラ買う事に決めたしね。
あ、うん、リチャード・ロクスバーグは褒める。確実に。だって好きなんだもん。
「MI-2」んときの悲惨な役がツボで、そっからずっと好きだったんだけど「ムーランルージュ」の報われない伯爵様でトドメでしたね。
「リーグ」だってジェイフの次に彼が良かったもの。
今回もちょっと崩れた感じの曲者ぶりがたまらなくいい。
アラン・テュディック(「ロック・ユー!」「アイ、ロボット」)っていう役者さんがキャラちょっとかぶってるけど、ロクスにはアランにない「品」がある。
この人知名度低いけど、ほんとにいい役者さんだよなあ。
うまいとかでなくて、ハンサムとかでもなくて、でもなんかチープでいい感じでへたれてて、怪しいし曲者だし、ほんとに大好きです。
一応もういっかい観に行く予定。
だって寝ちゃった部分をしっかり観ておけば、もしかしたら面白い作品なのかもしれないですしねえ。
今のとこは「微妙な漫画アクション」としか評価あげられませんな。うーん