リディック

試写会
九段会館
みはるちゃんと


遥かな未来。
5つの惑星で指名手配を受ける銀河最強のお尋ね者リディックヴィン・ディーゼル)は、彼の首を狙う賞金稼ぎの手を逃れ、ヘリオン第1惑星へと辿り着く。
人々が平和な暮らしを過ごすその星は、全宇宙の支配を目論む狂信集団ネクロモンガーの侵略にさらされようとしていた。
そんな中、旧知の僧イマムと再会したリディックは、彼を探していたエレメンタル族の長老エアリオンジュディ・デンチ)から数奇な預言を託される。
リディックはネクロモンガーに滅ぼされたフューリア族の生き残りであり、宇宙の救世主となる宿命を背負っているというのだ。


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予告見て楽しみにしてましたさ。
前作のピッチブラックはB級SFスリラー映画として満足できる作品でしたから。
しかし期待は大はずれ。ヴィン・ディーゼルが自分がかっこよく映ればいいやという気持ちが画面一杯にでてどうしても感情移入ができず不発。
途中では話が複雑で眠くなるし、金かけるなら脚本にかけなきゃ! 


そうなんだわね。この映画は、「ピッチブラック」の続編なんですよ
ヴィン・ディーゼル主演ということを前面に出して、まるでそのような映画は無かったかのように宣伝していますもの。
観た人は(放送・ビデオを含めて)ほとんどいないだろうという前提なんでしょうかねえ。
この手の映画はスケールアップした分、密室的サスペンス感が薄れて、力まかせのストーリー展開になりがちなものです。
かの「ランボー」を例に取れば…わかりにくい例え?

ディーゼル人気で続編が決まったみたいな感じですけど、彼は(日本では)本当に人気があるんでしょうか。
あたしは大好きなんですけどね。あのうすらばかな顔と話し方(あの声はぶっとくて深いくせに妙に間延びした感じが)、理想的な筋肉。


前作「トリプルX」も大ヒットしたわけでもないしなあ。
…この筋肉ハゲは、B級で活躍してる分には充分過ぎるくらい満足堪能させてくれるくせに、いざ大作になってしまうと全然駄目なんだわねえ。

おにーさん、頼むから「マイケル・パレ」の道を極めてください。早く目を覚ましてくださいな。

そんな思いがふつふつと沸き起こった、そんな残念な作品でございました。