69 sixty nine
- 出版社/メーカー: 東映
- 発売日: 2004/12/21
- メディア: DVD
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古河光映会館
一人で
ベトナム反戦運動が高まり、大学紛争の激化で東大の入試が中止になった1969年、
楽しく生きるをモットーにする長崎県佐世保の高校生ケン(妻夫木聡)は、仲間のアダマ(安藤政信)、イワセ(金井勇太)らを誘って、映画と演劇とアートとロックが一体になったフェスティバルの開催をぶち上げる。
同時に、成り行きから、学校のバリケード封鎖を思い立つ。
すべては、憧れのレディ・ジェーン(太田莉菜)のハートを掴みたいがゆえに始めたことだったが、事態はケンの思惑を越えて、ついには警察沙汰になり…。
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これ、たった一人で貸しきりで観ましたよ。「ロックスター」以来だ。
嬉しいけど「申訳ない」だったなあ
観終わってから思ったこと
日本はやっぱり大作はダメなんだわ。
ハリウッドのハデなやつにはかなわないんで。どうしてもショボくなる。
このくらいにほどほどっぽいのがとってもおもしろい。
生徒役とか先生役とかで一般的には「地味」なんだけど、一癖も二癖もあるような「濃ゆい」人がざくざく出て来て、
それだけで「うほー」って声があがってしまうくらい愉しい。
ケンの天敵体育教師嶋田久作、その連れの豊原こーすけは言うに及ばず、岸部一徳、國村隼、柴田恭平、村上淳…そして新井浩文くん!!
新井くんはやっぱいいー。
工業高校の番長で、偉そうなんだけど惚れた女にはかたなしで、あげくに弱点がトマトジュースときたもんだ。
もう登場した瞬間に「うほー」って声あげたもんな。
ほんと好きだ、この子。
今回も熱いんだか馬鹿なんだかよくわかんない得体の知れない男だったんだけど
(ガクランがちゃんと常に肩に羽織られてるようにする姿が異常にツボ)
やっぱなんか「渇いて」る。
この人の瞳は熱いんだけど、それでもなんだか「渇いて」いる。
なにやらかしてくれるんだろ、この先も。ほんと楽しみだ。
彼の姿を堪能したってだけで、この映画を観たモトは充分取れた気がするもんな。
劇場で観なかった人がテレビかなんかで観て「ああ、劇場で観とけばよかった」って思うタイプの作品かもですな。
自分はそうならず劇場で観れてラッキーですけども(ちょっと偉そうだ)
しかしこれあたしよりちょっと若い子たちの親世代だよなー。やっぱ好き勝手やんちゃ(死語か?)してた人はどの時代もいたんだよな。
過激派とか学生運動とか、実際あったことだもん。まぁ、詳しく知らないけど。
そういう人は親と観たらおもしろいんでないかな。
期待してる人少ないみたいだし、そのぐらいの感じで観に行ったらおもしろいかも。でも学校あんなにしては、いけません。特に校長室ね。