キル・ビル vol.2
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ / ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2004/10/08
- メディア: DVD
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丸の内ピカデリー
ししょーと
毒ヘビ暗殺団のメンバーを抹殺してゆくザ・ブライド(ユマ・サーマン)の復讐の旅は、テキサスの荒野へと辿り着く。
次なる標的はビル(デビッド・キャラダイン)の実弟バド。
かつては日本刀の名手だったバドも、今は寂れたクラブの用心棒に成り下がっている。
ブライドは闇夜に紛れてバドのトレーラーハウスを急襲するが、待ち構えていたバド(マイケル・マドセン)の計略に嵌まり、生きたまま地中深く埋められてしまう。
死の恐怖に苛まれる中で、ブライドの脳裏に懐かしい光景が甦る。
それは恋人だったビルの薦めで弟子入りした、中国拳法の達人パイ・メイとの壮絶な修行の記憶だった…。
☆★☆★☆★☆★
(ちょっと最初は真面目に書いてみる)
もともと一本の作品をぶった切って公開された「Vol.1」は多くの健全派が引く中、
B級映画をこよなく愛する者には“よくぞやった”と歓喜をあげたくなる傑作でした
しかし「Vol.2」を観て本当の1本になる訳だから傑作と呼ぶには正確に言うとまだ早いか?
「Vol.2」は「Vol.1」の復讐の血飛沫行脚から一転してビルとブライドの複雑かつ倒錯した愛が軸となります。
回想を交えた展開で前回からの人物相関が明らかになりブライドの戦いが単なる復讐から色々な側面を見せる。
特にパイ・メイ師匠との修業がキーポイントとなる点、そして「子連れ狼」を彷彿させつつガラリ急転するラスト、
余韻を残す暇も無い程贅沢なエンドロール
…って、一回の鑑賞では胸に収まりきらないじゃないか!!!!
少なくともあと二回は観なくては。いやまぢで
そしてこっから壊れます
●たまりません!!
何度も公言しているようにあたしはゾンビ映画が大好きです。
だから生き埋めにされたブライドの手が、土の中からざばっ!!と出た瞬間にはうれしくて悶絶しそうになりました
パンフ観たら、ルチオ・フルチ作品へのオマージュ…やっぱタラちゃん、あなたって最高!!
パイ・メイ先生、ありがとう♪
●ばどー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あたしはマイケル・マドセンが大好きです。ほんとに好きです
この人にだったら耳切り落とされてガソリン体にかけられて火をつけられてなぶり殺しにされても
一切文句言わずにあっさり成仏してしまいますってなくらい好きです
(だからって、いつかあたしがこのとおりの殺害方法をくらったら、犯人はマドセンくんだって思うのは間違いだし
他のやつにこんなことされたら、それこそ子々孫々の代まで祟ることは約束いたします)
だからバドが出てきた瞬間、もう悲鳴に近い声がでてきて、押し殺すのが難儀でした。
あのおちぶれてたるんだ姿も、たまらなく好き。
情けない退場方法も好き。とにかく全部好き。この人だったらなにやったって好き。ほんと好き。
…だからさ、だからね、あのね、だからちゃんと戦って死なせてあげたかったよおおおおお
確かにししょーの言うとおり、あれでエルのビッチぶりが更に増大したんだけど、それでも…ばどー!!!!(号泣)
「彼女には復讐をする資格がある。俺たちには復讐を受ける義務がある」…ばどー!!
岩塩で撃たれて、生き埋めにされたっていいや、バドにだったら。失明させられてもいいっす
(いや、あたしだったら埋められた瞬間にベロ噛んで死ぬけどね、根性ないから)
もしほんとにエル・ドライバーざとーいちが作られたとしたらきっとあたしは「ばどのかたきー!!」とか言ってるんだろうなあ。
いや、心の中でですけどね
●エル・ドライバー
ばどの仇ではあるものの、それでもあたしは彼女が好き。
昔のたまらんくらい可愛かった時代を知ってるだけに、このキワモノぶりがぞくぞくするくらい愉しいったらありゃしない。
メモ魔って性格が妙にツボ。
いいなあ、ほんとにこの人ってば…える親分のvol・3、まぢで出ないかな、真剣に楽しみっす
しかーし、バドをね、あんたったら…ぐひー(号泣)
スピーシーズを倒した男をさくっと倒してしまう女、エル・ドライバー。ある意味地上最強の女だよな
●びる
デビッド・キャラダインって、昔から老け顔だったからか?全然年とった感じがしないんだけどな
「デス・レース2000年」と比べても、全然顔変わってないし。
「燃えよカンフー」からもさっぱり変わってない…すげーな
おっちゃんってーかじーちゃんに近いんだろうけど、それでもどうしようもなくセクシーなんだよな。
そりゃブライドも、笛が聞こえてきた瞬間にあの表情しますわな。
●中学生の自分に戻った
先日「転校生」のときにも書いたけど、この映画でもあたしは中学生に一瞬戻ってしまった
エンドクレジットの最中。
教会で式次第を説明しているおっちゃん。
「どっかで見たよな」…検索開始…だめだ、出てこない。
で、エンドクレジットで…【ボー・スベンソンかあ!!!】
あたしの人生で二ヶ月ほど、この人は「世界一かっこいい男」だったことがある。
で、中学生の時角川映画で「復活の日」が公開された。
草刈正雄&渡瀬恒彦&永島敏行&チャック・コナーズが当時大好きだったあたしは、この映画を観に行った。
(この中で今でも熱愛を捧げているのはすっかりじーさんになってしまったコナーズさまだけなんだけどもね)
で、ホワイトハウスのミサイルボタンを解除しにいく草刈くんに同行する米兵がスベンソンくんだったのだよ。
草刈くんに暴言吐きまくり、殴り、「らいふいずわんだふる」という言葉の邦訳を知りたがる。
そして最後、マムシに噛まれて(だったよな)死んでいくんだけど、「ジンセイハ イイモノダ」って台詞で号泣したもんです
「か、か、かっこえー」
そう思ったのはあたしだけではなかったらしく、一時あたしの周りでは「ボー・スベンソンブーム」が起こっていたのであった。
まぢです
うん、もっかい観たときはちゃんとしっかり、昔一時とはいえ愛した(をいをい)男が老いた姿をしっかり目に焼きつけてきますですわ
書きたいこといっぱいあるんだ、まぢで。
でも、なにから書いたらいいのかわかんなくって、どれをどうやってまとめたらいいのかも。
ほんと、あと二回はとりあえず行って来ますですわ。
「ばどー!!」「びるー!!」「ぼー・すべんそん!!」…今はとりあえずこんなとこで