ゼブラーマン

ゼブラーマン [DVD]

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丸の内東映
ししょー、みっぽんちゃんと


市川新市(哀川翔)は、児童から醒めた目で見られ、家庭は崩壊気味の小学校教師。
唯一の楽しみは、昔、7話だけテレビ放映されたヒーロー「ゼブラーマン」のコスチュームを着ること。
その格好でこっそり街へ出たある日、新市は偶然出会った怪しい男と乱闘に。
その頃、防衛庁が密かに調査に乗り出していた。
実は、人間に寄生した宇宙人が地球侵略を目論んでおり、新市が倒したのはその宇宙人だったのだ。
やがて新市は、本物のヒーローとして悪と立ち向かうことになる…!


☆★☆★☆★☆★


昨年、劇場で特報を観たときから、もう絶対観るって決めていた
だってあいかわしょー兄貴が「かぶりもん」ですよ。「しまうまおとこ」ですよ


というわけで、行ってきましたよ。


【…ごめんなさい】


これが終ってから最初の感想


あたし、キワモノだと思ってたんですわ、実は。
(でもこれ、あたしだけでないわよね)


とんでもないっす、はい


いや、まいりました
ほんとにきちんと作られてましたですね。



中途半端なころのまどろっこしさを、そのままストレートに表現していて、それがなんだか気持が良くって、
ラストの最終形態が「おお!」と嬉し泣きさせてくれるところは、
【中途半端丸出しにして正解だ〜!!】と感涙しましたさ。
 

あたしにはクドカン官九郎氏を大物か否かを問うつもりはないけど、
自分が楽しい事はどんどん発信していく姿勢には、戸惑いがないから、潔く、好きです。
心地いいのはそのへんではないかと思うんですけどね。


ちなみにこの映画は「ヒーローに憧れた男の物語」であって、「ヒーロー物」ではありません。
その辺を勘違いしたらしい親子連れを多数見ましたが、子供が見ても理解できないと思います。 


「信じれば、夢はかなう」


日常生活でこんな台詞聞いたら「甘いぜ、けっ!!」とかなりそうですけどね、
でもあたしは、この作品の中でだけは、それを信じましたさ。そしてそれに酔いましたさ。


あたしが一番好きな場面


その1
「先生、空、飛んでくださいね。あの子は信じてます。だから必ず空、飛んでくださいね」
「…おかーさん、言ってること矛盾してますよ、わかってます?」
「はい」


その2
浅野さん「次はゼブラーマンの番だよ!!」(涙腺うるるるるる)


その3
息子「おとーさん、頑張って!!」(涙腺がうるうるうるうる)


この映画については、ただこれだけ


【変身の美学ここにあり】


あ、もいっこ
哀川翔ばんざい!!】


ほんとにおもしろかった。ほんとによかった。
この「あいかわしょー祭」、日本人の大人なら必見ですぜい!!