着信アリ
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2004/08/06
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大宮東宝
ししょーと
女子大生の由美(柴咲コウ)の友人、陽子(永田杏奈)の携帯電話に、陽子本人からメッセージが残されていた。
3日後、陽子は携帯に残った着信時刻に、謎の死を遂げる。
数日後、やはり自分からの着信を受けたケンジも転落死。
やがて、由美の親友、なつみ(吹石一恵)の携帯にも、なつみ本人からの着信が。
由美は、同じように妹を亡くした男、山下(堤真一)と事件を追い始めるが、なつみもまた、予告通りの時間に無残な死を遂げる。
そして、由美の携帯にも不気味な着信音が鳴り響いた…。
☆★☆★☆★☆★
期待してたんだけどなー。
いや、面白かったっすよ。悪くないっす。やっぱ日本のホラーは世界一って思えたし。
ただね、何か違う事をしてくれるかと期待してたの。
終盤まで進んで「さて、そろそろ」…でもこれといった目新しい見せ方や展開が何もなかったの。かなりこれは痛い。
(展開「リング」だし、幽霊さんが佐伯さんちの母そのまんまなんだもの)
ラスト近くは理解不可能な唐突な演出&展開。
堤真一演じる男の妹の霊が出てきて何やら言うんすわ、これって映画の流れに何の意味があったんだろか?
映画を観た方、このシーンと台詞の意味を教えてくださいませ。
それとも「意味が知りたければ角川文庫を読んでね!」という事なんか?その手には乗るか!!
でもね、この映画、「つっこみ倒し」目的で観るなら充分アリです。
○結局、堤真一はどたばたするだけで何の役にも立っていなかったり
○虐待を受けていた口のきけない女の子が突然しゃべりだしたり
○例の着信音は昔、子供番組ではやった歌だとか・・・こんな呪われそうな暗〜い曲が!?
○堤の妹→(ここの間にどんだけ死んだか不明)→ダイビング中に死んだ子→陽子→なつみ…死んだのこれだけぢゃ都市伝説にはならんだろ
なんて、続々出て来ます
そしてあたしの最大のツッコミ
陽子の葬式んときに、後輩たちが言います
「自分の携帯番号 着信拒否にしておいたほうがいいですよ」
…何故やらんのだ。簡単なことぢゃねーか。
聞いたときは二人とも信じてなかったからまあいいでしょう。
でも、ケンジが死んでなつみにかかってきた時点で由美はなんでやらんのだか。
携帯解約とかより、着信拒否にしたほうが手間かからんでいいのになあ。
あたしずっと「だから着信拒否にせんかい!!」ってずっと怒ってましたさ。馬鹿ですけどね。
まあ、石橋蓮司さん、松重豊さん、筒井真理子さんなんていう、あたしが好きな人が皆さんおいしかったので
その点では抜群でしたなあ。
(TV番組のあと、松重さんの携帯に「着信アリ」だったら面白かったのに…でしたな)
そして柴咲コウ、やっぱいいねえ。
松重さんがなつみちゃんを「いい顔するなあ」って褒めてましたけど、その言葉そのまんまコウちゃんに捧げたいと思います。
個人的には永田杏奈ちゃんがコウちゃんと仲良く喋ってるの観て「あ、仲直りしたんだねえ」…だから映画が違うって!!
(バトロワ観てない人にはなんのこっちゃかわかんない発言にて失礼。ちなみに杏奈ちゃんは相馬光子を蹴り倒した清水比呂乃ちゃんです)