解夏(げげ)
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2004/07/30
- メディア: DVD
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大宮東宝
一人で
東京の小学校で教師をする隆之(大沢たかお)は、突然ベーチェット病に倒れた。
それは、徐々に視力を失っていく原因不明の難病。
隆之は、研究のためモンゴルにいる恋人・陽子(石田ゆり子)の未来を思い、ひとり、故郷の長崎へ戻ること。
しかし、隆之の病気を知った陽子は、長崎へ追いかけてきた。
隆之は、生まれ育った長崎の景色を目に焼き付けようと、陽子と2人で坂の町を歩き始める。
日を追うごとに曇っていく隆之の視界。光を失う恐怖のなか、やがて隆之に「解夏」の時がやってくる…。
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「愛しているから別れよう 愛しているから別れない」
予告のキャッチコピーから「別れる別れない」の葛藤もんかと思ってたんですけど、違いましたさ。いやいや。
いやー、さだまさしさん原作に関係あるか分かりませんが、音に関しては力入ってます。効果音とか。
でもね、号泣してる人がいたけど、あたしには泣き所がよく分かりませんでした。
いい映画でしたよ。
寺で逢うじーさんの話、ぎゅっときましたですもの
【失明した瞬間、あなたは(いつ失明するかという)恐怖から解放されるのです。そのときがあなたの解夏(げげ)です】
大沢たかおはうまいなあ。
歩幅や歩き方で、見えなくなる度合いが進んでいることがわかる。
これ、目が悪い人にしかわかんないだろうけども、夜中に眼鏡なしでトイレ行くときの歩き方…あんまいい表現でないなあ、失礼。
足元おぼつかない、おっかなびっくりの歩き方てんですか?
「おー、すげー、うめー、大沢たかおー」と感心してしまいました。
ぐっとはきたけど、でも泣きゃーしませんでしたな。
終ってから「いい映画観たなぁ」って思ったけど、周囲が殆ど「号泣しました」って顔だったので、
まったく涙腺乾いたままのあたしは肩身がちょっと狭かったです。