スカイハイ 劇場版

試写会
有楽町・よみうりホール
ししょー・みなみちゃんひつじちゃん


心臓をえぐられた女性の惨殺死体が発見される。
同一犯による3人目の被害者…。
事件を担当する神崎刑事(谷原章介)は、恋人の美奈(釈由美子)との結婚式を迎えていた。
だがその式の最中、美奈が4番目の犠牲者となってしまう。
怨みの門へと送られ、門番・イズコに3つの選択を迫られた美奈は、死の記憶を辿って自分のいない現世に降りる。
自暴自棄となっていた神崎は、傍に寄り添う美奈の霊魂を感じ取り、事件の真相を追い始める。そんな中で第5の事件が発生。
実は5人の被害者たちには驚くべき共通点があった…。


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TVの方は見た事がないので、詳しい設定がわからず、ところどころ?と思う場面もあったんだけど、全体的に楽しめましたな。
大沢たかおの演技も真に迫ってておいおいおい、って感じです。
ひどい奴なのですが、それなりの理由があって、単純に悪い奴!と割り切れないところがいいですね。
やっぱさ、こういうのは悪党がどんだけ魅力的かってとこがキモなんぢゃないかなあ。あ、そんなこと思うのあたしだけっすか?


キャストがさ、メインどころ以外はあんまし知らない人で、それがなんかちょっといいんだな。
一瞬キムタクの嫁さんかと間違えてしまった巫女さんや
一瞬遠山景織子かと間違えてしまった大沢たかおくんの秘書とかね。
戸田菜穂さんは、相変わらず下手だなあ。なんてのかな、首の後ろの毛がざわざわ来るんだわ、この人の演技見てると
(「ショムニ!」は悪くなかったけどね。でもいいと思ったのあんだけだ、あたし)


さてさて、ジャパンアクションエンタープライズ参加ってことで、もしかしたら…と思ったら、いましたいました。
BR2を観た人でも覚えている人が殆どいるとは思えない、前薗健二役の上条公太郎くん。
地雷原で退場する格闘技マニア。所属はシュバルツ・カッツ。
台詞もあったかどうかわかんないような役だったんですけど、線の細い顔が、かなりタイプでしてね。
(いや、ハンサムてんぢゃないの。でもね、妙に好きなの、佇まいとか雰囲気が)
で、お寺の山伏みたいな「戦う坊主」の中に姿を発見したときには「きゃー!!まえぞのくーん!!」
…馬鹿です。ごめんなさい。


あたし的には、釈ちゃんのアクション(ドニー・イエンさま直伝だからサマになってんだけどね)よりも、
大沢たかおの「哀しさ」(めーっちゃくちゃいいんですけどね、あいもかわらず)よりも、
まえぞのくんと「再会」できたことのほうが嬉しかったです、はいー♪


映画よりも、終ってからの「ツッコミ」や「勝手な推測」で死ぬほど楽しめる映画でした。
「怨みの門番ってさあ、もしBR法とかやったら、一気に人がやってきて大変ぢゃないのかなあ」
「多分さ、全世界で一個ってことないと思うんだよね、地区別だよ、きっと。千代田区エリアの怨みの門とか」
「あの「妹」って、泣いてるよ。【あたしがここまで頑張ったのに、なんであんたはこっちに来たんだか!!】ってさあ」
「もしあの門が本当にあるんだったら、アウシュ●ッツとか大変だったろうな」なんて不謹慎なことかましたのはあたしです
「あのカメラマン、かわいそうだよなあ。地獄行きが決定してるもんだから、もうなんでもありみたいに使われて
(そう、はっきりいって1番悲惨だぞ、田口浩正演じるあのカメラマンは)」


うん、いんぢゃないですか。あたし釈ちゃん好きだしね♪
もっかい観る?って誘われたら考えるけど、面白かったよ、笑えたし。