ドラゴンヘッド
- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
- 発売日: 2004/02/27
- メディア: DVD
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古河光映会館
一人で
高校生のテル(妻夫木聡)は、修学旅行帰りの列車に乗っていた。
トンネルに入ったとき、突然、原因不明の大事故が起きる。
意識を取り戻したテルが見たものは、折り重なるようにして死んでいる同級生たちだった。
生き残ったのは、テルとノブオ(山田孝之)と、アコ(SAYAKA)の3人。
しかし、ノブオは恐怖から正気を失い、2人に襲い掛かろうとする。
ノブオから逃れ、トンネルの外に出たテルとアコ。そこには、灰と化した大地が広がっていた。
2人は、東京を目指して歩き始めるが…。
☆★☆★☆★☆★
すっごいなー
いやー、ほんとすごいなー。
まいりましたな、いやいやいやいや
ほんとに、こーんな【クソ映画】観たのって久しぶりかもしれないぞ。
実はね、結構期待して見に行ったんですよ。
原作好きだし、「NIGHT HEAD」や「アナザヘヴン」の飯田監督の最新作だし、
全編ウズベキスタンロケ、製作費15億、しかも人気キャストあれだけ揃えてるじゃないですか!!
(例えブッキーをあまり好きではないとはいえ、根津甚八さんや嶋田久作さんや寺田農さんや松重豊さんの名前は充分に魅力的)
それが・・・(号泣)
確かに映像はスゴイです。
金かけてるから当たり前です。
日本映画もここまできたか!という感じでハリウッド映画に劣ってません。
あと個人個人の演技もそんなに悪いわけじゃない(SAYAKAの演技はひどかったけどね)。
ロケは相当過酷だったと思います。出演者、スタッフに「お疲れ様です」と言ってあげたいです。
藤木直人を初めて「いい」と思いましたよ。
ノブオの「戦いの化粧」姿は原作そのまんま、退場直前の「およよ」って恐怖の表情は涙腺うるるでした。
・・・でも肝心の内容が・・・
10冊ある漫画を二時間にまとめたってのがまず無理だったんだろうなあ。
はしょるはしょる。
「おばさん」はどうしたー!!!いっちゃん好きなキャラだったから、彼女の存在が消えてなくなって、かなり涙。
「龍頭」のボスは???なんで??なんでいないの???
はしょるはしょる。
ニムラが車で登場したときは、「ええええ??」
ヘリぢゃないの??あ、連れの眼鏡くんはいるのね(近藤芳正さんかあ…ちょっと違うんだよな)
ええ???眼鏡くんをニムラが??「地場」ってあっさり言い捨ててるし。
うーん…でもまあ、こんときの藤木直人、悪くないからいいとするけど。
でも眼鏡くん好きなキャラだったから、ちょっと残念だなあ。
灰だらけでさ、ブッキーもSAYAKAも真っ白なんだな。一瞬佐伯さんちの母子かと思っちゃった(by呪怨)
さて、今からこのお二人についてつっこませていただきます。
「それは言わなくてもいいことなのに」って思うけど、それでもね。
●何日も水分とってないってのに、口の中からっからにもなっていず、普通に声だせたり叫べるのはなんで??
●何日もまともに食べてないってのに、なんで二人とも顔がぷにぷにしてるの?SAYAKAちゃんの腿あたりもね
●何日もまともに食ってないってのに、なんであんな体力があるんだ
これは【若さ】というヤツなのか??
いやいや、その他、「なんぢゃそりゃ!!」って部分がいっぱい。ってーか全編「なんぢゃこりゃ」で出来てます、この映画。
ラストの「富士山」が観れたのはいいよ。
ただね、それに対するブッキーの叫びがなあ。
あたしも心の中で叫んだよ。
【なーんぢゃそりゃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】
いやあ、ほんっとにまいりました。
映画館出た時には虚脱状態でした。
お見事。ここまでやらかしてくれると、涙もでない。
ほんっとに、参りました。
折角最近「やっぱ邦画はパワーあるよな」って思ってきたとこだったのになあ。
映像はでかい画面で観てなんぼ、って映画ですけど、内容としてはレンタル料払うのも勿体無いから、テレビで充分って感じですなあ。