パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち


海賊たちが大海を牛耳っていた頃、カリブ海の英国植民地の港町。
ある日、総督のひとり娘エリザベス(キーラ・ナイトレイ)が極悪非道な海賊バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)一味にさらわれる。
どうやら狙いは彼女が幼い頃から隠し持つ黄金のメダルらしい。エリザベスは機転を利かせて海賊に取引を持ちかける。
その頃、英国海軍だけでなく、彼女を愛する鍛冶屋のウィル・ターナーオーランド・ブルーム)も、
自らキャプテンと名乗る一匹狼の海賊ジャック・スパロウジョニー・デップ)の助けを借りて救出に乗り出す…。


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ワーナーマイカル日進
ししょーと



TDLで1番好きなアトラクションが「カリブの海賊
他のアトラクション入れなくても、これさえ乗れば満足して帰れるってくらい好き。


というわけで、たとえこれ内容はずしても「ま、いいでしょ」って帰れるってことで。


いやいやいやいや、かっこよかったです、堪能いたしました。
やっぱジェフリー・ラッシュっていいわあ。
テイラー・オブ・パナマの仕立て屋さんとか滅茶苦茶良かったんだけど、
この「悪い海賊さん」ときたらもう最高。たまりません。抜群。


ああ、おじさまにリンゴを食べさせてあげたかった。
手から転げ落ちたリンゴに涙腺うるっちゃったわ、あたし。


というわけで、いっちゃん好きなのがこの方バルボッサ。
何やらしてもそつないですから、安心して観てられるし、愉しいし。
ええ、やっぱりあたしゃ「しょぼくれたおじさま」に弱いんですねえ。「悪」のテイスト混ざってたら、もう完璧。


全編「あふー」「だはー」でした。いんやー、いいもの見せていただきました。



ジョニー・デップがまあ、楽しそうに嬉しそうにやってましたね。
コスプレしたジョニーくんって大好き。「シザーハンズ」以来ですわ、彼をいいと思ったの。
「いやいやいやいや」って声が出まくってました。周囲に御迷惑かけたかな、ごめんなさい。


ジャック・ダヴェンポートを初めていいなって思いました
ってーかですね、あたし「振られて、それを潔く受け入れた男の虚勢」ってのに弱いんですわ。
もう完璧に「悪癖」に近い。
潔いんだけど、凛々しいんだけど、去って行く後姿の哀しさってのはもうツボなんてもんぢゃない。
「ザ・バンカー(ジェイフさま主演の未公開作品)」ではあんましぴんとこなかったけど、今回はアリ。
まあ、この映画限定になるとはおもうんですけども。


おいしいといったらスワン提督@ジョナサン・プライス
もう、しゃれになんないよな、このおやぢー。
たまらんな、ほんとに。
みんなが必死で戦ってるのに、隠れる。
みんなが必死で戦ってるのに、自分は肘から先の部分としか戦わない。
この姿が「おいおい、おとーちゃんー」…もう、大爆笑。
一件落着後に外に出てって偉そうにしてる姿に「どわーっはっはっはー」
最高。もうほんと最高。抜群。バルボッサの次に好きですな、このおっちゃんは。


こうして観るとレゴラスくん(オーランド・ブルーム)の演技ってまだまだなんだなあって気がつく。
無難なんだけど、いかんせん他の人が濃いから、「まともすぎてつまんねーなー」って。
まあ、基礎はちゃんと出来てる人なんだし、それは経験と年齢でなんとかなってくもんなんでしょうけどもね。
この映画では周囲が「フォロー」してくれてたけど、もし彼が「ウェルカム・トゥ・コリンウッド」や
「ロック・ストック・ツー・スモーキング・バレルズ」とかに放り込まれたら、なんもできないんだろうなあ。


キーラ・ナイトレイってのはどーなんだろなあ
綺麗だけど、あんましこれといってなあ。「ベッカムに恋して」観てないしSWも観てないから
なんとも言えないんですけどねえ。
映画終ったら、あっという間に顔忘れた。印象薄いってことだあね。
キャラとしても「ありがち」でつまんなかったしなあ(ってか、こいつとレゴラスは二人揃ってつまらんかったぞ)。


うん、面白かった
犬に骨みせて「こっちゃこーい」ってやってるとことか、砲撃戦とか、
骸骨さんが酒のんで、腹んとこだーって流れてるとことか、ブタを枕に寝てるおっちゃんとか、
海賊がねーちゃん甥回してる場面とか、あのアトラクションそのまんまの場面が楽しめて
あたし的には非常にあり。


ただね、途中どういうわけだかすこーんと10分ばかし落ちちゃいまして
なんでレゴラスくんや海賊さんたちがつかまってるんだかさっぱりわかりません。


まあ、多分DVD買うから、そんときにチェックすりゃいいですやね、うん。