ウェルカム・トゥ・コリンウッド

ウェルカム・トゥ・コリンウッド スペシャル・エディション [DVD]

ウェルカム・トゥ・コリンウッド スペシャル・エディション [DVD]



銀座シネパトス
ししょーと


クリーブランド東部のさびれた労働者の町コリンウッド。刑務所で終身刑の囚人から大儲けの話を聞いたコソ泥のコジモは、
愛人のロザリンドに自分の身替わりを探すように頼む。しかしその「秘密の儲け話」はすぐに5人の男に伝わった。
勝てないボクサーのペロ(サム・ロックウェル)、コジモの相棒の老人トト、妹の結婚資金を稼ぎたいレオン、妻の保釈金が欲しいライリー、無職のベイジル。
ペロたちは刑務所のコジモをうまく出し抜き、犯罪の計画を進めるのだが…。


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滅茶苦茶好き。大好き。
やっぱシネパトスは侮れないよな。


オーシャンズ11のNG版って感じですかね。
みんな大変、みんなお馬鹿さん、みんなおいしい、みんな可愛い。


完全にゲスト状態のジョージ・クルーニー(製作・)なんですが、この人ってこういうタッチの作品好きなんだなあってしみじみ。
オープニング、「あれ?「オー・ブラザー」だったか??」…いやいやいやいや。


サム・ロックウェルってのは、ハンサムぢゃないんだけど、ガタイもいいわけぢゃないんだけど(いや、腕は確かに筋肉質だけど)
なんでこんな魅力的なんだろうなあ


「魅力的」ったって、「あふー」とかなるわけぢゃないんだけど、
「今回はなにをやらかしてくれるんでしょーか、あなたは」って感じで、ほんとに好きなんだよな。


トトじいさんがまた哀しいくらい愉しい。愉しくて可愛くて、でも哀しい。
「高所恐怖症なんだよ」「パンツ脱げちゃう」…だははははー。可愛いな、じーちゃん。情けないし可愛いし、愛してるぜい。


どっかのサイトの映画評が、あたしの感想を見事に言い表してくれていたので、引用します


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失敗しようがないメンツをそろえての金庫破り、しかも舞台はラスベガスの一流カジノという設定でヒットしたのが『オーシャンズ11』。
ところがヒットの割には内容は「気の抜けたオールスター隠し芸大会」の出来。
それを反省したのか、今回、クルーニーとソダーバーグは「無名の芸人が注目を浴びようとがんばる深夜のお笑い番組」を目指した。
同じ金庫破りでもこちらは、どう見ても成功するわけがないボンクラたちが、場末の質屋の金庫を狙うという話だ。
出演者たちは大スターこそいないが(クルーニーはゲスト扱い)、映画ファンならすべてどこかで見た顔ばかり。
画面の端に少しでも自分が映っていようものなら、強烈な存在感を発揮するヤツらがそろった。
おかげで本作は、目が離せない犯罪コメディの快作に仕上がった
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うん、ほんとにこのまんま。
オーシャンズ11かこの作品か、どっちかのDVDを買うとしたら、間違いなくこっちだ。瞬時も迷わずこれを買う。

ほんっとにお薦め。
「スパイダー・パニック」「トエンティマン・ブラザース」といい、これといい、シネパトスでの単館上映映画、今後も目が離せませんな。