ファム・ファタール

ファム・ファタール [DVD]

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試写会
銀座ガスホール
みはるちゃんの御招待


カンヌ国際映画祭のレッドカーペットで、強奪のドラマが始まる。
カメラマンに扮したロール(レベッカ・ローミン=ステイモス)がダイヤのビスチェを身に纏ったヴェロニカ(リエ・ラムッセン)に近づく。
巧みな技で1000万ドルの宝石を奪い、仲間の男たちを出し抜き逃走するロールは、赤の他人に成りすましフランスを後にする。
7年後、パリに着任したアメリカ大使の夫人は、頑なに顔を見せないことで知られていた。
カメラマンのニコラス(アントニオ・バンデラス)がスクープした夫人の素顔は…。


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デ・パルマ監督の俯瞰からの覗き見映像は相変わらず健在な漫画チックなフィルム・ノワール
それにしても「X−メン」でブルーのメイクだったレベッカが今度は生身の見事な肢体を見せてくれました。
腰を振り振りくねらせて男を誘惑するスレンダーなボディは生唾モノ。
しかしこのねーちゃん、バンデラスよりでかいんだわね。生唾だけどバンデラスよりでかい。
ピンで立ってるとまぢでひれ伏しそうにかっこいい。でもバンデラスよりでかい。
個人的にはガンダルフ(あ、マグニートーか)とつるんでるほうが似合ってる気がするなあ。


まあ、悪くない作品でしたね。
でも、25年前からデ・パルマ観てるから「ああ、御大はお年をお召しになったんだなあ」って。
「キャリー」「殺しのドレス」「ミッドナイト・クロス」名作だからなあ。
あ、「アンタッチャブル」も悪くないですね。


うん、あれだな、御大は「ミッション・インポッシブル」あたりからどうもおかしい。
出歯亀映像は確かに健在、だけども「うーん、なんだかなあ」と。



でも、悪くない作品にしちゃうぞ、あたしゃ。
ピーター・コヨーテさまの存在で全部アリにしちゃうもん
オープニングクレジットで名前を見てから「さて、どちらにいらっしゃいますかいな」


…いたいた。そーか、優しい旦那さんなのね。
登場の瞬間、まぢで「だひゃー」でした。
あの癖のある顔も年齢とともにアクがいい感じで抜けたし、ほんとにいいですわ。
こういう「脇の名優」は大事にしたいです…って、あたしが偉そうに語ることでもないんですけども。


他の人はどうかわかんないけど、あたしにはおっけー、ぜんぜんおっけー、あり。


いっこだけ。どうしても気になる。
あのものすごいビスチェ。あれたしかに物凄いけど、あれで外に出るのはなあ。
ちちくびおもいっきり見えてましたってば。
まあ、あれそのまんまくれるってんならあれでカンヌでもどこでもいきますけどね。
…嗚呼、あたしってやっぱり物欲の女…