英雄 -HERO-
- 出版社/メーカー: レントラックジャパン
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試写会
よみうりホール
みはるちゃんと
戦乱の中国。後に始皇帝となる秦王のもとに、無名(ジェット・リー)と名乗るひとりの男が、一本の槍と二本の剣を持って現れた。
それは秦王の命を狙う3人の暗殺者、長空(ドニー・イエン)、残剣(トニー・レオン)、飛雪(マギー・チャン)の武器。
最強の刺客たちを倒した無名は、秦王への謁見を許され、3人を討った経緯を話し始めた。
恋人同士だった残剣と飛雪。その愛と嫉妬を利用して3人を殺した、と語る無名。
しかし秦王は、無名の言葉に裏があることを見抜き、問いただす。
すると無名は、これまでとはまったく別の物語を語りだした…。
☆★☆★☆★☆★
ジェット・リーはまあいいとして(ぺこちゃん、ごめんー)、
トニー・レオン(決してSAMさんではない)にマギー・チャン(決して常磐貴子でも浅野温子でもない)。
チャン・ツィイーってかなり苦手なんだけど(生理的に、ってのに近いな。とにかくだめなんだ)、
とにかく、ドニー・イエンさまが出てるってだけであたしにとっては必見映画。
「ブレイド2」以来だもんな。さびしかったさ。
ストーリーなんてもうどうでもいいや。
(秦王はその後も生きて始皇帝になったってのは確定なんだから 「ああ、暗殺だとしたら失敗してんだな」ってわかるしさ)
ワダ・エミさんの衣装と、ドニーさまのアクション観れれば、もうそれでいい。
そんな感じで鑑賞してきました。
いっやー、今年はツッコミ倒し映画が多くて楽しいですねー。
これから観る人のために、ネタバレは避けますが、ちょっと書いておきたいことがあったんで。
●これ、「羅生門」だろ
三者三様、違う話が語られるっての、「羅生門」ぢゃありませんか。
個人的には「結局誰の話が正しかったのかな謎のまま」っていうほうが好き。
●ピラト??
「あんたがつくった法だろ」「しめしがつかんぞ」とつきあげられるおっちゃん。
…あたしの生涯において最高の作品(「鬼が来た!」はやっぱり僅差でこの作品に負けている)
「ジーザス・クライスト・スーパースター」
「もう私は手を引く」って場面のポンテオ・ピラトそのまんま。
いやいやいやいや、笑いましたねえ。
●「アウトライブ」だ
飛雪の剣術、「アウトライブ」であんちゃんがやってたのとまるっきり一緒。
…そうか、ジナ→ソンと伝わった剣術の奥義書「飛天神記」は、こっちに伝承されてしまったんだな。
飛んでくる矢に対抗できるようになったってことで、継承されているうちにバージョンアップしたらしいな、よかったよかった。
これでジナも浮かばれるなあ。うるうる(馬鹿)
飛雪と残剣が最後にとった道ってのも、男女の逆があるものの、
弓矢と剣って違いがあるものの、ジナとソルリそのまんまだもんな。
そして、とにかくなによりドニー・イエンはいい。
今回脱がなかったのがおばさん残念だわ。
いや、上半身全部ぢゃなくてもいいんだ、この人は。
【それ、足だろ】って疑いたくなるようなぶっとい二の腕が(顔の幅くらいあるな、絶対)ドニーさまの魅力(のひとつ)
みんなカラフルな衣装なのに、一人だけ小汚い配色ってものいい。だってドニーさまがあんなオレンジとかグリーン着たら、あたし泣いちゃうな。
ごつい顔も(人類の進化の途中って親分は言う。否定できない)、覇気のない表情も全部好き。
この人が動き始めたら、すべてのことを無視できるくらいかっこいいんだもん
いやー、ドニー・イエンはいいわあ。出番少なくても満足満足。
というわけで、あたしにとっては【ドニー・イエン オカズ映画】でございます。うーん、幸せ♪