ミニミニ大作戦




有楽町・スカラ座
ししょーと


天才的な強盗・チャーリー(マーク・ウォールバーグ)は、6人のプロを集め、ヴェニスの金庫に眠る50億の金塊を盗み出した。
ところが、仲間のひとり、スティーブ(エドワード・ノートン)の裏切りにより金塊は奪われ、父のように慕っていたジョンが殺されてしまう。
1年後、スティーブがロスにいることを突き止めたチャーリーは、ジョンの娘・ステラ(シャーリーズ・セロン)を仲間に引き入れ、金塊奪還に乗り出す。
チャーリーが逃亡のために選んだ車とは、小型車、ミニ・クーパーだった!


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タイトルで「うーん」と思ってスルーしちゃった人は、絶対大損こきましたですぜ。
ほんっとに、まぢで、面白かったですから。


粋でこじゃれた泥棒映画、いいです。大好きです。
クライムムービー好きのあたしには見事にツボ。
オーシャンズ11」よりあたしは好きだなあ。


地味な扱い受けてる割にはキャストが「おいー!!」ってくらいゴーヂャス。
ドナルド・サザーランド様、マーク・ウォルバーグ、シャリーズ・セロン(苦手だけどね)、エドワード・ノートン
そして予告には名前すらも出てないのがあたし的には納得いかねージェイソン・ステイサムさま。


うー、もう、たまりません。
マーク・ウォルバーグを「かっこいいなあ」って思ったの、あたし多分生まれて初めてだ。
まあ、これが最初で最後である可能性はひたすら高いんですけども。
かっこいいんだよね、なんだか。まあ、ジェイスくんにはかないませんが。


既にデ・ニーロの粋に到達しつつあるカメレオン役者、エドワード・ノートン
なんか彼、この映画出るのがイヤでイヤでしょーがなかったんだそーで(理由は不明)。
それを知らないで観てたから「このやる気のなさそうな演技がまたうまいよな」…ははは、演技ぢゃなかったのね。
でも、まあ、観てておいしかったから、いいかな、と。


ドナルド・サザーランドさまもいい。
年取るごとに男前度が増してるよなあ…なんて思うのあたしだけ?
いい感じのじーさまになったよね。いやー、まだまだ現役。まだまだ愛してるですわ。


そーしてなによりジェイソン・ステイサムさま(以下ジェイス。余談だけどジェイソン・フレミングさまはジェイフ)
相変わらずなんですね、この人は。
今回も登場場面では「あれー?やっぱ間違ってるかなあ」
そうなの、最初はあんまりかっこいいって思えないんだな。
でも、この人を見始めて10分くらいたつと「あ、やっぱ滅茶苦茶かっこいいぢゃんー」となっちゃうんだな。
胸毛ハゲってんは基本的に苦手なんだけど、ジェイスくんだけはアリだなあ。だってかっこいいんだもん、ほんと。
危ない香りがするんだけどね。「善」より「悪」の人でいたほうが絶対魅力的。
「善」でも一癖も二癖もあるような人は抜群にいいもんな。


ストーリーもこぢんまりとまとまって「よくできました」って感じで。
井筒監督が言ってたように「チャリエン観るんだったら、ミニミニ大作戦」だな。


あー、おもしろかった。
こういうのにぶつかると、なんか得した気分になるんだよね、うん♪