サイレン

サイレン [DVD]

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手のほどこしようもない火種が野獣のように攻め入る火災現場。
死の影が大きい円を描いて四方を総なめにする瞬間，火中に飛込む２人の男がいる。

花火のように熱い感情を持ち，いつも危険に立ち向かうジュヌ（シン・ヒョンジュン）。
理性的な判断と合理的な行動だけが現場を鎮圧できると信じるヒョン（チャン・ジュノ）。

過去に岩壁登攀中に消すことができない傷を残した２人は，同じヤンチョン消防署の救助隊に配置され，懐かしくない再会をする。
初の出勤日，撤収命令にもかかわらず人を助けようと火中に飛び込むジュヌとこれを制止するヒョン。
結局，ヒョンと殴り合った後，ジュヌは現場進入をあきらめる。
このとき妻と娘を火の中で失ったキム・ヒョンソク（ソヌ・デジョク）は，ジュヌを制止したヒョンに恨みを持つ。
ジュヌを愛する女性イェリン（チャン・ジニョン）。火中に飛込んで自分をかえりみないジュヌの生をせつなく見守るイェリン...。

ある日，市内で発生した自殺騒動事件に投入されたヒョンとジュヌは，興奮状態の自殺者を前に置いたまま意見が対立し，自殺者の救助に失敗する。
二人の葛藤はさらに高まり，ヒョンは救助隊の仕事をやめようとする。
そんな中，ヒョンとジュヌは，予期できない大型火災現場にイェリンがいることを知り，共に出動する...。

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「バックドラフト」のパクリと言われている「リベラ・メ」の更にパクリかな、ってのが、パッケージ読んだときの感想でした。
んー、確かにあるかもしれないなあ。リベラ・メ観てないけど、まだ。

でも、あたし、この映画好きです。
（あ、注意書き忘れた。今回も例によって「自我崩壊モード」ばしばしですんで、引き返すなら、ここで。おつかれさまでしたー）

だって、あんちゃんめーっちゃくちゃいいんですもの。
そりゃイェリンも惚れますわな。シャレにならないくらい、いい男ぢゃないですか。

正義感が強く、危険を恐れず、人命を尊重してる、優秀な消防署員さん。
でも、生き方が下手だから、誤解を招いて孤立してしまうのが、あんちゃん。

…ま、ま、守ってあげたい!!
あー、もう、こーゆー不器用な男、めっちゃ好きだわあ。
（現実に近くにいたら、多分イライラしてしまうであろうけども）

何をやっても、周囲は誰も理解してくれない。
どんどん孤立していくあんちゃん、苦悩するけど、自分では弁解は一切しない。

ぐわー!!あ、あ、あ、あ、あんちゃんー!!!!

こんだけで既にあたしの自我はやばいってのに、このあんちゃんは、恋人と一緒にいるときに
とてつもなく優しい表情をするんですわ。

…ノックアウトされました。いいカップルだな、ほんとにー!!!

彼女のことを愛してる。めちゃくちゃ大事に思っている。
でも、命の保証がないような自分の仕事を続けていたら、彼女をいつかは悲しませてしまうことになる。
身を切る想いで別れを告げる、その姿にあたしの胸はしめつけられそーになっちまいましただわ。

「嫌いになったんだったら、ちゃんとそーいって」
「…嫌いになった」

…あんちゃんー!!!!

ラストは「やっぱりなー」ってオチではあるんですけども、でも、うまいことまとまった、いい作品でした。

でもさ、これだけは言いたい。
「あんちゃんの価値に今頃気がついても遅いわい!!」…これは、あんちゃんの同僚の大半に対して。

いやいやいやいや、すっかり入り込んでましたね、映画の世界に。

やっぱあんちゃんはいいなあ。
この作品で特に惚れなおしたのは、「高所恐怖症なのに、高いとこでの撮影に耐えて頑張ったこと」ですね。
あんちゃん、高いとこ駄目なのに、よく頑張ったですねー。さすがプロ!!

益々惚れなおした。まさに病膏肓にはいるを地でいっている、今日のあたしでございました。