X-MEN2



有楽町 日劇
ししょーと


人類とミュータントとの共存をめざすプロフェッサーXらX-MENたち。
ところが、新たな強敵との闘いによって、反ミュータント運動が激化し、
元陸軍司令官ストライカー率いる特殊部隊に本拠地が襲撃されることに。


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いっやー、オスカーは獲得しておくもんですね。
前作で「綺麗だけど、スタイルもいいけど、なんだか影の薄いねーちゃん」だったハル・ベリー
今回は出番は増えるわ、存在はでかくなってるわ、いやいやいやいや。


そして、名前が売れるとこうも違うか。
前作ではなんかいっぱいいっぱいだったヒュー・ジャックマンさま。
今回は歩き方や立ち居振舞いに余裕があって、かっくいーんですわ。
(いやいや、元からかっこいいですけどね、あの胸毛はかなりいただけないけども)


そして、あたしのお気に入りアラン・カミングさまが、もう可愛いったらありゃしない。
このすっとぼけた、でもなんか微妙にいじけてる雰囲気が大好きなんですわ。
ミュータント軍団から誰か一人選んでいいって言われたら、あたしこの人だなあ。
(いや、ガンダルフさまが1番なんですけど、イアン・マッケラン様はカミングアウトしたゲイさんですからねえ)


ミスティーク、いいなあ。
あたし最初、なんの注射してんだろって思ったんですけど…ああきましたか。
ガンダルフさん(だから違うって。マグニートーだっての)ったらあんなこともできてしまうんですね。


うん、やっぱこの作品は悪サイドのほうが好きだな、あたしは。


嬉しかったのは、ミスティークが前回化けたもんで、ブルース・デイビソンおじさまが今回も出てくれたこと。
あたしは「いちご白書」以来の往年のファン(30年近く好きってのは、ちょっと我ながらすごいな)ってやつなので、
嬉しい限りでした、ほんとに、まぢで。


「ショート・カッツ」あたりで「いつまでたっても老けないな」って思ってたら
ゴールデンボーイ」あたりから「一気に老け込んできましたねー」ってなっちゃって。
でも、最近は「いい感じに老けたな」って状態を維持なさってるんで、今後も楽しみでございますですわ。


しかーし、ファムケ・ヤンセンはごっつい顔になったなー。ごっついってーか、いかついってーか。
「アイ・スパイ」んときなんか、この人だって気がつかなかったぞ。
だって「ザ・グリード」(ジェイソン・フレミングさま御出演作なのだ)んときすっげ綺麗だったのに。
ウルヴァリン、女の趣味わりーぞ。


うん、面白かった。でっかい画面で観てなんぼって感じの作品ですね。


ストーリーについて書いてないなあ、あんまり。
でも、アメコミヒーローもんって、ストーリーなんてないに等しいですもんね。


映像OK、キャストOK、アクションOK。
なんも考えずに観れる娯楽映画ってことで、あたしは単純に愉しみました。