クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード



試写会
神保町・一ツ橋ホール
親分と



最高級焼肉を食べるために、倹約メニューで耐え忍ぶしんのすけとその家族。
だが、謎の青年の出現をきっかけにトラブルに巻き込まれてしまう。
やがて一家は指名手配犯になり、誤解を解くために大奮闘する。


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一昨年の「オトナ帝国」では泣いた。
昨年の「戦国」では席から立てなくなるくらいの号泣かましてもーた。
そして今回の「ヤキニクロード」は…いっやー、さすがです、参りました、お見事です。


大爆笑して、ちょっとホロっとして、「おー!!」って唸らせてくれて、
終わった後、きっと誰もが思ったはず


…やきにく、くいてー!!!!


今回もほんとーに、よかった。ほんっとーに、おすすめ。


また少しオトナになっていて、自転車にも乗れるようになって、
馬鹿ばっかやってても、決めるとこはびしっ!!と決めるって姿にまたしても惚れ直しましたわ。



アンケートで「誰に薦めたいですか?」って項目あったけど、あたしは迷わずこう書いた



ロバート・デュバル



映画のしんちゃんは、必ずしも子供のみを対象としているわけではない。
今回は【地獄の黙示録】を観た人なら、誰もが唸り、感心し、大爆笑しまくる場面がばしばしあった。


堂ヶ島少佐の姿、一挙一動、その総てがキルゴアさんだったんだもの。


登場シーンの【朝の味噌汁の匂いは格別だ】…ぎゃはははは。
ナパームよりも味噌汁ですか、やっぱ?


このあとも犬死に(爆)のまさおくんに水筒の水を薦める場面をはじめとして、細かいジャブがばしばし決まる。


「俺のボードを持ってこい!!」
…場内、オトナの一部が大爆笑。


こういう、「わかる人にだけわかってもらえればいいや」ってお遊びは、
自分がその「わかる側」にまわってさえいれば、とてつもなく楽しめる。


キルゴアさん(デュバルおじさま)に観てもらいたいなーって、本気で思った。
きっと大爆笑するだろうな、怒るかな、それとも


うん、今回もやっぱしんちゃんはおもしろかった。
育った家庭環境が悪いからか、野原家の絆ってのは、あたしには涙が出るほど羨ましいし憧れなんだよな。



昔「タンポポ」を観た後、どうしようもなくラーメンが食べたくなった。
そして今回、当然のごとく焼肉が食べたくてたまらない。
きっとこの映画公開期間中は、近くの焼肉屋さんは大繁盛だと思うな、あたし


おすすめです。本気で。
ただ、がきんちょだらけで明らかに悪夢のような環境になると思うので
それに耐えられる方であれば、ですが(とほほ)