わたしのグランパ

わたしのグランパ [DVD]

試写会
有楽町・よみうりホール
一人で

平凡な中学１年生・珠子（石原さとみ）の家に、殺人の罪で刑務所に入っていた祖父・謙三（菅原文太）が帰ってきた。
人殺しとは思えぬほど街の人から愛される彼に、しだいに心を開く珠子だったが、謙三にヤクザの魔の手が忍び寄ってくる。

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映画を観る直前まで、筒井康隆さん原作だなんて知りませんでした。
学生時代のバイブルとでも言える作家だったってのに、駄目だなあ。

いやいやいやいや、（原作者を知らなかったんで）期待してなかったのが幸いしたか
これはかなり愉しめましたです。

菅原文太はやっぱかっこいいです。
着流しが似合う似合う、惚れなおしちゃうあたし。

伊武雅刀さんがまたいいんですね。
このおっちゃんは、あのめちゃくちゃいい声で、コミカルにいろいろやらかしてくれるんですもの。
もう、たまりませんです。

浅野忠信は、ほんとに多才ってんですかね、
この人はどの役をやっても「こいつほんとにこーゆー奴なんぢゃなかろーか」って気がする。
（「五条霊戦記」の義経は除く）
すっげ、好きになったり、すっげ嫌いになったり、すっげかっこよかったり。
今回の浅野っちは「おー、かっくいー!!!」でした。
いっやー、ライフルが似合う男っていいなー。
（実は狙撃系のあんちゃんには滅法弱かったりするのだ）

ストーリーとしては、よくできたハートウォーミングものでした。
ちょっとブラックなテイスト入ってるのは、筒井さんだからかなあ。

うん、規定料金出すこともないんだろうけど、観て損はしないっていう作品でした。

【おまけ】
昔から思っていた。そして今回も思った
『嶋田久作さんの台詞には、お願いだから字幕つけてくださひー』

いい声で、あの独特の存在感で、かなり好きな役者さんなんですけど、
いかんせんなにを喋ってるのか聞き取れないんですもの。
「帝都物語」んときからずーっとずーっと、ほんとにずーっと思ってるあたしなのでした。