the EYE

the EYE (アイ) デラックス版 [DVD]

the EYE (アイ) デラックス版 [DVD]



試写会
神保町・一ツ橋ホール
かどいちゃんと


幼い頃失明したマン(アンジェリカ・リー)は、20歳の時に角膜移植手術を受け視力を回復する。
しかし、それにより彼女には普通の人には見えないものが、見えるようになってしまう。
起きている時も眠っている時も“死者の姿”にうなされる毎日。
やがてその現実を受け入れようとした矢先、彼女だけが知らなかったある驚愕の事実が明らかになる…。


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昨年初頭にあたしが号泣こきまくったタイ映画「レイン」
その監督、双子のオキサイド&ダニー・パン兄弟の最新作。
期待しまくりながらも、ちょっと不安。


あの、とてつもなく映像に凝りまくるパン兄弟。
映像だけでなく音楽にも凝りまくるパン兄弟。
そのパン兄弟がホラーを撮ったら、どんなとてつもないものが出来るんだろう。


…まいりました。
映像も音楽も【ここまでやるんか!!】ってくらい凝ってて、非常に良い。
いっやー、ホラー大好きなあたしも、見事に椅子から飛びあがってしまいました。


ストーリーは、まあ、つっこむとこいっぱいありましてですね、
「なんでそうなるかな」とか「うわー、なんじゃこの御都合主義は」ってがガンガンです。


でも、そんなこと言ってられないくらい映像が綺麗。
綺麗で、怖くて、もう最高
(「レイン」同様、オープニングクレジットんとき&「過去の迫害回想」場面は秀逸!!)。
橋の上の●●シーンでは【だからなんでここまで凝るかなー】ってなくらいに
これでもかこれでもか、と【職人魂】がぎゅんぎゅん画面から攻撃をしかけてきてくれました。
エレベーターの中のじーさん、ベタっちゃベタだけど、あたしの背筋を大名行列ダッシュで駆け抜けて行きました。


マンを演じるアンジェリカ・リーが本上まなみにそっくしなんですね。
髪型、表情、やたら似てる。可愛いっす。
で、なにかと彼女の力になってあげる、お医者の先生がケイン・コスギと西武の松坂を足して割った感じで
どうみても医者には見えないけど、なかなか好青年でオイシイ。


はい、オススメさせていただきます。
ホラーが苦手って人でも、「シックスセンス」が大丈夫だった人なら全然問題ありませんです。


DVDは出たらどうしようかなー。あれが家にあると思うとちょっと怖いなー。
でもパン兄弟の作品はちゃんと持っていたいなって思うんで、どーしよっかな。


ま、発売されたら考えることにしますかね。


【疑問】
チラシにあった注意書き

「この映画には、ある秘密が隠されています。
ご覧になる際は必ずオープニングから観てください。
またオープニングの秘密について、これからご覧になる方には決して話さないでください」


…なんか、このオープニング、よく意味わかんなかったなー
もっかい観ようかな。そしたらわかるかもしれないな