テイキング・ライブス

テイキング・ライブス ディレクターズカット 特別版 [DVD]

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MOVIXさいたま
ひつじちゃんと


モントリオールで白骨化した死体が発見され、FBI捜査官のスコット(アンジェリーナ・ジョリー)がプロファイリングにやってきた。
早速、地元刑事とともに捜査を開始するが、その矢先、新たな殺人事件が起こる。
目撃者のコスタ(イーサン・ホーク)が犯人の似顔絵を描き、スコットたちは犯人がマーティン・アッシャーであると突き止めた。
アッシャーは10代の頃から殺人を繰り返し、被害者になしすましてはその人生を乗っ取り生きている。
その頃、コスタの周囲に謎の男が近づいていた。


☆★☆★☆★☆★


予告の時点で観たい!!!と思ってました。
キーファーさまですもの。イーサンくんですもの。アンジェリーナさまですもの。
おまけにあたしの「永遠の理想の女性像」ジーナ・"グロリア"・ローランズさまが!!!!
キャスト面ではもうばっちし。

そしてストーリーでも期待していた。
他人の人生乗っ取るってのは、整形するんだろうか。それとも隠遁してるのか。
ばれないようになら隠遁。でも隠遁してたら次の犠牲者とは会えないだろうし。

想像しただけでも面白そうだ。ひつじちゃんと盛りあがりまくったです。

…期待がでかすぎたよな。


他人に成りすますには、目立ち過ぎは禁物のはず・・・・だよね。
なのに、思いっ切り目立つ人生を爆走する犯人!
なら普通に自己実現すればいいだろが・・・・
結局、母親が、「亡き長男」の年齢を数えるような愚を犯しまくる家庭で育った次男の悲劇。
結果的に、この母親が、一番の「サイコ」でっせ!(ジーナさま、ごめんなさひ!!)
しかし、この手の映画の脚本がアメリカでは普通にありますな。

ちなみにこの映画、「役者読み」をすれば犯人はすぐわかります。冒頭20分でもうわかりますな。

いや、悪くはなかったけどね。でもさ、キーファーさまをあんなもったいない使い方すんなや。
「ドメスティック・フィアー」のブシェーミと同じくらいのもったいない使い方だったな。
キーファーさまは確かに「復帰」過程にあるんで、しょうがないのかなあ。でもなあ。

それとね、犯人が犠牲者に近づいて「実行」するまでのプロセスはちゃんと描かれてましたけど、
その後の過程がまるっきり描かれておりません。そんなんぢゃ駄目ですよ。
あたしとひつじちゃんはそこが観たかったんだから。

確かに終った後にあーだこーだと話すのは愉しかった。
それは犯人がまるっきりそういうとこ見せてくれない「不親切」な映画だったから。

それがもう滅茶苦茶でかいマイナス点になりました。

あとね、これはまあ前から何度も書いてるんだけども、ホテルのお部屋でHするんだったらさ、ベッドでしようよ。
ベッドがもうすぐ目の前にあるのに、なんでわざわざサイドボードの上でやるかなあ…まあ、どうでもいいんだけどね、そんなことは。

あ、そうそう、あんな被害者の写真がばしばし貼ってあるとこで食事したり入浴したり就寝したりはお仕事だから仕方ないけども、
あの部屋を掃除するホテルの人はすごくいやだろうなあ、と御同情申し上げました。

「木曜っぽい」から悪くはないけど、期待でかすぎたもんでちょっと不満足、ですね。