ストリートファイター


DVDが届いた


ジャン・クロード・ヴァンダムは苦手ってーか、嫌い。
特になにされたってわけではない(当たり前だっての)けど、なんか生理的に受けつけない。


だから、彼の作品のDVDなんて、【通常なら】絶対に買うはずがなかった。
昔映画館に足を運んだのも、ラウル・ジュリアの遺作だったってのがあったから。


でも、これ、あたしが熱狂的に愛する澤田謙也さまのハリウッドデビュー作なんですわな。
連合軍の兵士【キャプテン・サワダ】…そのまんまやん。
というわけで、【澤田謙也】と名のつくものなら、たとえポケットティッシュにでも金を出しかねない状態なので
これを買ってしまった。


昔観たときは、「この人、日本語は流暢だけど、どうせインチキ日本人だろうな」と、とんでもないことを思っていた。
なんてとんでもないことをほざいていたんだ、あたしってば!!


ラウル・ジュリア以外は、たいして観るとこもない映画】ですって?とんでもない。
キャプテン・サワダだけで充分価値はあるぢゃないですか−!!


ああ、もう、謙也様!!
軍人さんのカッコがとにかく似合うー!!
迷彩服だって、生唾もんでかっこいいー!!
…でも、ヘルメットは似合わない。あの悪趣味なブルーが合わないッたら。
可愛いんだけどね、たしかに。


作戦会議でいきなし登場。それもアップで、台詞つき。
うひゃー!!!!若い!!!!【ちょっと癖のある肉体派好青年】ってやつで。


なにかにつけて、ちょこちょこ出てくる。あー、目立つなー。
なんたってあのお顔ですもの。うっひゃー!!
…今まで全く気がついてもいなかったくせに、何を言ってるか>あたし
JCV「キャプテン・サワダ。そっちはまかせた」
【了解。少し敵を残しといてくださいよー】…ひゃぁぁぁぁ。


扱いは当然ながら全然小さい。
まさに「その他大勢」。ちょっと突出してることはたしかだけど。


バイソンが言う。「真の戦いは、素手だ」
…ヴァンダムでなくて、謙也様を出せって。どう考えても絶対彼の方が強いから。


あ、でも隊長はそのとき、人質を救出するために働いていたのね。
メットの青は似合わないけど、Tシャツの青は似合う。
生地がそこだけ薄くなってしまいそうな胸板。あのちょっとしゃくれた顎で
【よくやった】…隊長、あたしなんにもしてないけど、あたしも肩を叩いて誉めて下さい。
かっこいいー。かっこよすぎぢゃー!!
(結局戦闘場面一個もねーでやんの。もったいねー!!!!)


エドモンド本田の戦闘シーン見て「なんぢゃこりゃ」ってなってるときの顔とか、たまんないもんな。
この映画に出てくるひとの中で一番男前ぢゃねーか、まったく!!(次点はヴェガ。かっこえーっす)
確かに外人さんの方が顔は派手だけど、滲み出る色気と迫力は…あ、これって惚れた欲目かな。


ラスト、肩に置かれたカイリー・ミノーグの指先を握る。
…ああああああ、彼女本人とは言わない(好きぢゃないから)。この指先になりたひ!!


バトルシーンないんだもんなー。なにやってんだかなー。
監督が「彼に闘わせたら、ヴァンダムが霞む」と畏れたんだな、間違いない。
いや、違うんでしょうけど、あたしはこう思って自分を納得させることにいたしました。


余談ですが、エドモンド本田
銃撃戦を周りでやってるってのに、肉弾戦で挑む、命知らずなお相撲さん。
当時「エドモンド使い」だったあたしとしては、「うちの子はこんなに動きが遅くないわい!!」…をいをい。


謙也様の見事な肉体を(Tシャツごしとはいえ)堪能した。
できれば、是非上半身は脱いで欲しかったなってとこだけど、でもいいや。


ちょーっとしか、一瞬しか出て来ないかと危惧してた澤田謙也さまが、結構出ていた。
それだけで満足しないといけないですね。


最後に
ラウル・ジュリア、痛々しいくらいやせ細ってしまっていたけど、あの存在感はさすが。
馬鹿な役だけど、本当に楽しそうにやってた。
【遺作がこれぢゃ、あんまりだ】って思ってたけど、案外悪くないのかもしれないな。


ちょっと追悼…
あ、「蜘蛛女のキス」観たくなってしまった。